祖父
2019年12月7日 FB投稿
先月末に祖父が亡くなりました。
がんを知らされてはいたものの、正月もう一回は会えるかな、と親含め思っていたので驚きました。
職人として、孫として、あまりに大きな影響を受けた人だったのでまだあまり気持ちの整理がついていないことを東京に戻ってきてから気がつきました。
美喜夫という名前のとおり、本当に喜びや感謝を伝えるのが上手い人でした。
プレゼントをすれば子どものように喜び、家族で集まれば必ず乾杯の前に自分がいかに幸せかを語り、それがあまりに純粋で可笑しくてみんなが笑顔になりました。
それ以上に大きな個性だったのが「創意工夫」の精神。
日曜大工(以上のなにか)が得意でどうしたらより便利になるか、快適になるかを日々改良するのが好きでした。
愛犬の様子を別室のベッドからモニタリングできるようにしたり、自分の作品を飾る棚を作ったり、電気のスイッチが行くたびに変わっていたり笑。自宅は改造に次ぐ改造で独特の構造になっていました(数年前に移住のため取り壊されてしまいましたが)。
「こうだ」と思うとそれを実現せざるを得ない性格だったんですね。性質の遺伝てほんとにあるんだなって娘を見ながら思いますが、僕自身も祖父の性質をめちゃくちゃ受け継いでるなと思います。それだけに、日が経つにつれていろいろと考えてしまいます。
どんな人だったかを語りたくなるってすごいですよね。
子や孫にそう思われる人になっていきたいです。