研究目的整理
なぜその事業をやるのかを自覚し、熱量を持って日々の仕事に取り組むことで生き生きした仲間を増やしたい
つまり究極的には、自分のため
中小零細企業の中で、理念を明文化している会社はそうでない会社よりも業績が良いという研究がある
大企業でも同様の研究があり、企業経営において経営理念があったうえで戦略に落とし込むことが業績向上に有効と言える
中小零細企業にも企業理念を策定しているところはあるが形骸化していたり時代と共に古くなってしまっていることもある
価値共創の時代にあって自社起点の理念からステークホルダーとの関係を重視したパーパスを持つことが重要になってきている しかしそもそも現実的には中小零細企業は来月の資金繰りに苦労するといったようにパーパスや理念のような抽象的な議論を行う余裕はなく、日々の業務に忙殺されている経営者も少なくない
上記からひとつの仮説を立てたい
経営指針となる理念を明文化していないために、自社のサービスや商品がコモデティ化し激しい競争に巻き込まれる
その結果毎日目の前の業務で忙しいということが起きるのではないか
しっかりと自らの動機や社会的存在意義と向き合い、どのような独自性があるのかを認識し顧客に発信していくことで競争を脱し自社にしかできないサービスや商品を作り出すことができるのではないか
では忙しいながらも、根本的なことを問う(内省)時間を作るためにはどうしたら良いか? ひとつには、コンサルティングを利用するという手がある。
しかし
高額である
外部の力を利用するので社内にナレッジが貯まらない
などの問題があり、カンタンにはいかない。