売れる企画を生み出す“3つの質問“
■ これからどうしたいんですか?
■ 本当にそれで良いんですか?
■ なぜそれはダメなんですか?
■これからどうしたいんですか?
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→未来を明確にする。
この質問では、
相手が望む未来や理想を、
明確にしていきます。
当たり前すぎる質問かもしれませんが、
ここがふわっとしている方は、
結構たくさんいます。
以前、
年商2億円の会社の社長に、
このような質問をしたら、
「今まで考えたこともなかったです。
望まれることをやってきただけなので。」
という答えが返ってきた時は、
さすがにびっくりしましたが笑
そうなんです、
これだけ年商規模が大きな会社の社長でも、
自分ではどうしたいのか、
明確な意思がないままビジネスをしているケースがあるのです。
だから、
これからどうしたいのか?
ふわっとしているのは恥ずかしいことではありません。
ただ、
今まで自分で決めていなかったのなら、
自分で決めるのはめちゃくちゃ重要なポイントになります。
逆に、
ここが不明確なまま、
どんなに良いアドバイスをしてもうまくいきません。
なぜなら、
自分で決めたことではなく、
他人が決めたことをやっている。
こんな前提が常に付きまとうからです。
■本当にそれで良いんですか?
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→本当の気持ちを言語化する
続けて、
出てきた答えに対して、
さらに深堀をしていきます。
ちょっと意地悪く聞こえてしまうかもしれませんが、
出てきた答えと、
本当の考え。
違うケースが結構あるんです。
例えば、
新規事業を立ち上げる場合。
「〇〇という、
新しい商品を創って、
お客様を幸せにしたいです!」
みたいな答えが返ってきた時、
本当にそれで良いんですか?
と聞くと、
2つの答えに分かれます。
「はい、これが
本当に私のやりたかったことです!」
こんな答えが返ってきたら、
OKですね。
次の質問に移ります。
しかし、
多いパターンとしては、
「う~ん、そう言われると、
まだしっくりは来てないですね。
もうちょっと考えていいですかね・・・」
こんな歯切れの悪い答えが返ってくることが、
少なくありません苦笑
で、
さらに質問を重ねていくと、
「「〇〇という、
新しい商品を創りたい。
先ほどは、
こうお伝えしましたが、
それは自分のお客様の希望でした
私が本当に創りたいのは、
□□という商品です。
売れるかどうかは分かりませんが、
この商品でお客様を幸せにしたいです!」
こんなふうに、
本当の気持ちが言語化されて、
出てくるんですね。
ここまで来たら、
だいぶ良い感じですね。
相手の熱量が高くなっているのが伝わってきます。
■なぜそれはダメなんですか?
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→思い込みを破壊する
「でも、
現状を考えると、
お客さんが喜ぶかどうか分からない商品。
こんな商品を創るのはリスクですね
やっぱり辞めようかな・・・」
いい感じに話がまとまったと思いきや、
具体的な話に入っていくと、
こんな感じで迷いが出てきます。
で、
このタイミングで、
「なぜそれはダメなんですか?」
と質問するわけです。
「お客様が喜ぶかどうかは分からないけど、
〇〇さんが一番やりたいことで、
熱量が乗るなら、
それを創った方が良いんじゃないですか?」
「〇〇さんが考える、
新しい価値を、
お客様も一緒に体験したいんじゃないですか?」
「喜ぶかどうか分からないなら、
お客様と一緒に商品開発して、
その流れを公開してくとか面白いんじゃないですか?」
こんなふうに、
質問を重ねていくと、
「いいですね、うん、なんかうまくいきそうですね」
と次第に、
考え方や表情が、
変わっていきます。
※もちろん、
着地はクライアントだけ喜ぶ商品ではなく、
クライアントのユーザーが喜ぶ商品を目指します。
ただ、
クライアントが本当にやりたいという気持ちがないと、
そもそもユーザーが喜ぶ商品は創れないことが多い。
だから、
まずクライアントをその気にさせる、
というステップを踏みます。
齋藤隆行:未来デザイン企画