パラディグムとサンタグム
記号・意味の構造
一つの記号は他の記号とさまざまな共通項に基づいて範列関係(パラディグム)を作っている。
それに対して記号の結合を統御しているのが連辞(サンタグム)。言語において記号が実現するとは、順序と位置を決めるということ。
クレーの「歌手のホール」という世界の経験(絵の意味≒たとえ)は横軸の連辞(建物の構造・位)と縦軸の範列(装飾・建物の種類)に意味的に分解することで成立のメカニズムを知ることができる。
映像編集のタイムラインもこの関係で語れるかもしれない。構成が連辞、演出が範列。