キャリア理論
ホランドの4つの仮説
①人の行動は、パーソナリテイと環境との相互作用によって決定される
②人のパーソナリティは
現実型、研究型、芸術型、社会型、企業型、慣習型
の6つに分けられる。
③職業環境も、パーソナリティタイプと同様に
現実型、研究型、芸術型、社会型、企業型、慣習型
の6つに分けられる
④人間は、自分の持っている技能や能力が生かされ、価値観や態度を表現でき、自分の納得できる役割や課題を引き受けさせてくれるような環境を求める
まあわかりやすくいうとホランドは人にはタイプがあり、その6つの項目が高いのか低いのかでその人をある程度分析可能とした。日本においてもそのような分析をしていいたりする会社もある有名どころではアンケートスタイルの「適職診断テスト」である「CPS-J」(日本マンパワー)や「R-CAP」(リクルート)などがあります。
スーパー(Super,D,F.)の理論
スーパー(1957年)は、キャリア発達を「前進する一つの過程」として捉え、生涯にわたって繰り返される「選択と適応の連鎖の過程」であることを強調しています。
ライフキャリアレインボー
スーパーはキャリア発達に「ライフプラン」と「ライフスペース」の概念を取り込み「ライフキャリアレインボー」と呼ばれる図を考えました
ライフスパン:発達の段階
①成長 ②探索 ③確立 ④維持 ⑤解放
ライフスペース:社会的立場や人生の役割
①子供 ②学生 ③余暇人 ④市民 ⑤労働者 ⑥家庭人
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サビカスの理論
キャリア構築理論を提唱した(2005年)
この理論は、ホランドやスーパーの伝統的理論に基礎を置き、ナラティブ心理学を強調する社会構成主義から出てきました ・伝統的理論では柔軟な組織と流動化した社会において転職する労働者の要求に応えることができない。
・キャリア構築理論では、仕事と関係性を通じた自己の構築に焦点を当てている。
・キャリアカウンセリングについても、人生の職業を見つけるという課題から人生の職業を創造する方向に転換させる必要があると考えた
キャリア構築理論の構成概念
①職業パーソナリティ
能力、欲求、価値観、興味
②キャリアアダプタビリティ
現在および今後のキャリア発達課題、職業上のトランジション、トラウマに対処するためのレディネスおよびリソース
③ライフテーマ
個人が何のために行動するか、行動する意味?
キャリアストーリー
個人が直面した発達課題や職業上のトランジションなどについての語り
ナラティブアプローチ
キャリアを小説な物語として捉えるナラティブアプローチが注目されています