2025-10-20
何かを研究している施設に友人4人と見学に行くことになった。ツアーに申し込んだのでバスで出掛けて、建物の入り口にはちゃんと医療機関があって健康診断を受ける必要がある。
熱を測っていたら足の裏が床をダイレクトに感じるのでおかしいなと足元を見たら黒いダンスシューズを履いていた。さっきまでスニーカーだったのに変だなと思う。するといつの間にか肌色っぽいヒールに変わっていた。
友人にもしかしてこれ夢かな?夢じゃなかったら私狂人だよ。と話すとテーブルにいる他の見学者も不思議そうに私を見る。靴は薄紫のヒールに変わっていた。
見学に来るまで公園で遊んだことも全部夢かなと考えていたら目が覚めた。
夢だった。
公園で遊んだり、夕陽を見ながらもうすぐその友人が日本に帰るんだなと考えたり、バスの中から景色を見ながら冗談を言って笑ったりお菓子を食べたり、施設でもアンケートに答えたり看護婦さんにちょっと緊張したり、まったく夢の要素がなかった。靴だけがくるくる変わっていくから机の下に他の人の靴があって間違って履いたのかなと見回したけどその間も靴は変わり続けて、私だけがそれに気づいて困惑した果てに「今、夢じゃないよね?」と勇気を出して言ってみたのだった。友人はえー?とちょっと困った顔をしたり、また不思議なこと言い出してるよ!といった顔をしていた。
ほんとうに夢だったとは…
#夢
夢の中では物も食べるし肌の感触もそのままだし匂いもあるしトイレにもいくし何もかも現実と同じだけど、早く走ることだけができない、と書いたらこんなことを教えてくれた方がいらした。
味覚や触覚は脳で認識するため、脳だけが活動している夢の中でも有効です。速く走る行為は、脳から指示が出て、身体が実際に動いて、四肢の動きのフィードバックを脳が認識して、速く走っていると感じます。身体が眠っている夢の状態では、脳が身体からのフィードバックを得られないため、速く走りたいと思考しても、動きを認識出来ないという、もっさり感に繫がります。(https://bsky.app/profile/redswift.bsky.social/post/3m3mhmd6osc2l)
そこであっ!と思った。体が動くには体を動かそうという命令の信号だけではなく、体がどう動いたか、何を触覚しているかという返りが大事なのだった。味覚や触覚はインプットだから経験からの想像で補えるけれど、走るとなると、アウトプットするための体からのフィードバックが足りていないからもがくみたいになってしまう。
夢の中で思うようにいかないことが他にもある気がする。
夢の中で時々食べることはあるが、なかなか食べられない(食べるという機会にたどり着けない)という感触もある。それは走る時の感触の「なかなかできない」とは違って、食べるという行為に理由をつけて距離をおいているような…
今後も観察してみよう。
#10-20