2025-10-18

友人たちの踊りを見ながら、踊りとはその人が辿ってきたこと、人生に対する態度が浮かぶものだなあということを考えていた。私はその人のことをそんなに良く知らない。会ったり話したりしたことも僅かだけれど、踊りへの取り組みを通して、そのひととなりを知ることができる。

何を見せようとしていて、何は見せまいとしているか。どんなことは積んできていて、どういうことは選ばなかったのか。

それは人と関わるときにも滲み出るものだったりもするし、話しているとわからないけれど踊りを見たことで気づき、その後は普通に接しても見えるようになるので、どうして前はそれが見えなかったのだろうと思うこともある。

わたしはつくづく、その人が今なにものであるのか、何をしているのかということにしか興味がないのだなと思った。

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