2025-07-02
7月に入るとバカンスの静かさが急におそってくる。みんながみんなどこかへ行ってしまうわけもないのに、急にお誘いモードが静かになっていくのが毎年のカレンダーを見てもわかる。人がいないとなれば自ずと対人の仕事が少なくなるので工夫しないといけない。または耕しに集中。
38%まで。これが原作となっている『ナチス第三の男』を見てみたいけれどすぐには見られないのでNetflixの『ヒトラーの共犯者たち』というドキュメンタリードラマを見る。 以下、そのメモ。
ドイツでは第一次世界大戦に敗北ののち、活躍した軍人が尊敬されるどころか市民に暴力を受けたりしていた。ゲーリングは戦後仕事がなくなり飛行機の曲芸で稼いだりもしていたそう。
ヒトラーを見出した人物として出てくるエッカートは小説家で、トゥーレ協会と結託してドイツ労働党を作る。もともとトゥーレ協会はゲルマン民族をアトランティス大陸ゆかりの優れた民族であるという考えを持っていたみたいで、極右的思想を持っていたエッカートと相性がよかったのかもしれない。その後のワイマール帝国の政策を彼らはユダヤ民族の混じった国の弱腰な姿勢であると批判。今までみたいなすでに地位のあるものではなく、もっと叩き上げの救世主をドイツは必要としているとエッカートは確信。そして党大会でヒトラーを見出した後はエッカートが演説を磨き、ヒトラーが演じるというコンビがうまれた。
この時の演説に惹かれたのはエッカートだけではなく、ルドルフ・ヘスもそのひとりだった。
ヒムラーは終戦当時18歳で、戦争に参加したいのにできなかった。軍に対する歪んだ欲望がある。農業を学んだが、土地と血の結びつきという考えに囚われ、それが後に純粋なアーリア人の血筋がドイツを強くするという考えを強化する土台となっている。
ヴェルサイユ条約で過大なペナルティを受けたドイツは屈辱を募らせていく。