2025-04-29 写真の古い技法、Yと森へ
隣町まで買い物に。野菜や肉、乳製品、穀物や塩砂糖、石鹸や本まである田舎町によくある小さくなんでも揃ったお店。農家で作ったチポラータ(ソーセージ)が美味しかった。
町の古い写真ラボでゴムプリントと呼ばれる技法の写真を見せてもらう。そこでは夏にこの技法やピンホール写真、サイアノタイプなどのワークショップをやるらしい。ぜひおいでと言ってくれた。
大きな暗室にも案内してもらった。自分の暗室を思い出して懐かしい。すっかり全て忘れてしまったけど。
写真そのものよりも写真が水の中で浮き上がってくる瞬間や、何秒、どの強さで光を当てたら自分の見たい絵が出てくるのかを試すのが好きだったなと思い出す。やっぱり瞬間の体験にしか興味がないのか私は…私にとってそれはちょっと残念なことなんだけど性分だから仕方がないのかもしれない。永遠を永遠として味わうことに憧れてるのに、どうもそれが苦手だ。瞬間を永遠にすることにしか興味がないのか。
ゴムプリントは日本でも明治時代に流行った技法なのだけど他の現像と同じく劇薬を使う。シルクスクリーンに過程が似ている。近々重曹とビタミンCを使った焼き付けをしてみるつもり。
下水管を増設するので、そのための準備。全てのジョイント部分をやすりで削って、接着剤を付きやすくする。これ、日本の優秀な接着剤なら必要のない作業。ほんとにフランスののり類はちーーーともくっつかないんだから。紙も、これ付箋だったかな?と思うくらい剥がれる。
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いきなりのトイレの写真で申し訳なかったので可愛いやつも。
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天使かと思った
美味しいやつも
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お隣さんが森への散歩に誘ってくれた。ほとんど同じ道を年末にも歩いた。この季節の森もいい香りだ。3回くらい、道の向こうに何かの生き物がこちらを伺っている気配がした。鹿かもしれないしウサギやいたちかもしれない。かえるが横切ったりも。涼しくなってくると鳴いているのがこのかえるだ。道端に子犬のようなものの死骸もあった。毛が抜け落ちて白く乾いていたのではっきりと分からないけど犬歯があるのでウサギではないし、でもこんなところに野犬はいない。飼い犬がこんな目立つところに死んだままにされるというのも考えにくい。尻尾の長さはネズミみたいだけど大きすぎる。なんだろうね…となったが、後から考えたらあれは狐だったかもしれない。赤毛っぽかったし。