2025-04-27 速さより閉所なのが嫌、匂いについて
隣のにわとりが鳴いている。少しだけ遅れて他の鳥のさえずりも。
鳥たちは早起きだな。
ハイエナはライオンの獲物のおこぼれをハゲタカと共に待っているイメージがあるが実は群れで組織だって狩りをするのだそうだ。噛む力が強いのと骨も消化できる胃腸を持ち食べ残しを掃除する役割を担うので死肉をあさっているイメージがついたのだろうとのこと。出産についてちょっとびっくりしたことがあったので興味が湧いたら調べてみてほしい。
車に乗るのは緊張する。
閉じ込められて、あまりたいした身動きもできない状態のまま、自分ではないものがしている運転に身を任せて、とんでもない速度で進んでいる、その全てがうっすら怖い。
想像したくないのに地面とタイヤの接点におきていることの感触が生々しく体に響いてきてお腹がすくむ。ひどい時には冷や汗が出てくる。今まで一番怖かったのはタンジェからシェフシャウエンに向かうバスだ。荒れた道を遠慮なく飛ばすからジェットコースターみたいに四肢が強張って力を抜けなかった。あれを皮切りにしてこの感覚が酷くなった気がする。自分の体までが地面に削られ、今にもどこかにまろびだしそうなじりじりとした不安。漠然としてるのに根源的な。
それにしても速すぎる。どうしてこんなに速く移動して平気なの?みんなちっとも怖くないのかな?私は表向き平気な顔をしているけど何だか体がちぎられて吹きさらされているように感じる。どうしたらこの速さに自分の身体が追いつけるのかわからない。
ときどき。
何も感じずにぼーっとできることもあるんだけど。
映画しかみていないけれど人の肌の匂いがむせかえるような冒頭は印象的だった。小説の方も色んな人が読んでよかった本としてあげているので興味がある。『コントラバス』も面白いとのことなのでそちらもチェック。
そういえば私はもしかしたら日本の電車の匂いよりこちらのものの方が平気かもしれない。こちらの人は体臭が強いと言われるし確かにそうなんだけど、日本の、服の生乾きの匂い、風呂に入っていない人の匂い、酒や煙草やなにやらで匂う息の方が苦手だ。
割と強めの香りのするチーズや羊肉もいけるタイプなので動物的な強い匂いはむしろ平気なのかもしれない。たぶん腋臭の匂いにもどちらかというと鈍感だし。
いつの間にか鶏が鳴き止んでしまった。
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フェデリコ・フェリーニの話をしていてどうも話が噛み合わないと思ったら私は『女の都』と『ボッカチオ'70』を間違えていたのだった。巨大な女性が出てくるよね?と言って(その印象が強すぎて他を忘れている)首を傾げられてしまった。ボッカチオの監督はフェリーニだけじゃないしね。 今日は下水管を2階まで延長するために壁を色々する。
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この電線(右下)を引いたのももう1年半前だ。
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でこぼこして落ちてくるので削ってならす。天井が高いので手がつりそう。
奥の壁が外壁とくっついてなくて浮いていたので全部剥がして壁の土台からやることになった。前の工事の状態によって手数が変わってくる。