2023-09-08 オオカミの家、骨で遊ぶ
mubiで『オオカミの家』Joaquín Cociña, Cristóbal León を見た。生きているものと物、次元や時間も混ざり合って、細かく感覚を燻される。ナチス占領下ですごく小さな部屋に家族が押し込められていた、そのことをふと思い起こす瞬間ががあった。最初の方の、一瞬も目が離せず、絶えず何かを想起させられるという画の作り方は興味深かった。画面が面白いのでそれ以上の深淵を期待したが、なるほど。 同監督の『骨』も同時に公開中。
骨で遊ぶ少女ということで『桜の森の満開の下』の純粋で忌まわしい、美しく恐ろしい姫とどうしても比べながら見ていた。 時間も物質も重なり前後して存在を分けない感じが面白い。すごく昔に見たPVで使われていたストップモーションアニメを思い出す。
スペイン語ではオオカミはloboなんだなー。ラテン語はL始まり、インド語族はWかV始まりだ。