恩師が書いてくれた筆文字とともに
高校時代、家にお金がなくて、運動部にもかかわらず、お腹いっぱい食べられない時期というのがありました。
ある日貧血気味でフラッとよろけたことがあり、当時、担任だった先生が事情を知って、助けてくれたことがありました。
毎週のように、袋一杯の食べ物を、こっそり差し入れしてくれたのです。
その行為そのものにも助けられましたし、何よりその気持ちがありがたくて、以来忘れられない恩師となっています。
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🔼いつもセンスのいいものを置いている駅の本屋で見つけたフェアトレードバックカバーと財布
そんな先生は、何年も前に学校を去り、老後を静かに送られていましたが、約1年前に再会した時、あるお願いをしました。
それは、今後新しいチャレンジを始める時に名刺に使いたいので、私の名前と肩書きを先生の達筆な筆文字で書いて欲しいということでした。
https://gyazo.com/41c39dcff338de8428bd5e157dfc6edd
先生は、その達筆な字で、A4用紙複数枚いっぱいに、縦書き、横書き、ひらがな、漢字と、家族の名前と肩書きを書いてくださいました。https://gyazo.com/d985db124e093758bc7a6514b7fbaa99
この1年の間に、再度元気をなくした時期がありましたが、再び自分を取り戻し、新しい道への覚悟を決めた今、再び会いに行くことにしました。
先生の字を写真に撮って抜き出し、貼り付けた名刺と共に
https://gyazo.com/af824ec4118e18581b9697559cea7afe
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少しずつ、その名刺を配りはじめていますが、筆フォントではない、本当の生身の人間が力強く書いてくれた字に目を止めてくれる方もいて、恩師との思い出話が話のとっかかりになってくれたりします。
その度に、新しいチャレンジの横に、先生がいてくれるような気持ちがして、嬉しくなります。
ついに、その名刺を先生に渡すことができて、嬉しかったです。
同級生の今など、思い出話に花を咲かせつつも、高校時代には見えなかった、当時の、先生ならではの苦悩や出来事も聞かせてくれました
大人な事情たち
権力を持つものが、本質を見失って、歪んでしまう社会が垣間見えました
自分も散々体験してきたけど
https://gyazo.com/c1171db72038d7cbc879b9a44f92cadf
この1年の間の辛かった時、先生からある書を渡されました
先生からのメッセージでした
『辛抱する 気に花が咲く』
当時は、どん底真っ只中で、出口の見えないトンネルの中を彷徨っていたので、正直、花が咲くのも信じられなかったし、最初の辛抱するがすでにつらくて、見られない時期がありました。
でも、辛抱期を抜けた今、冬の厳しい時代を耐え抜いた木々や動物たちが、春になって一気に活気付くように、花が咲くのを感じています。
https://gyazo.com/2a955cdf2ab5271c104ea85edc6f2880
じっと辛抱して耐え忍ぶ時期も必要だったと今なら思えますし、この書を見るたびに思い出します。
木⇒気 とかけているところも素敵✨
辛抱の辛いという字も、一を足すと幸せになるように、その2つは表裏一体なのかもしれません。
今度は仕事で結果を出して、さらにアレンジした名刺を持って、挨拶にいこうと思います。
A先生に感謝です。