電電宮
道昌僧都(そうず)が百日間の求聞持法(ぐもんじほう)を修し、満願の日に井戸で水を汲んでいると明星が天空より降りそそいで、虚空蔵菩薩が来迎(らいご)したと伝えられています。本尊の顕現としての明星天子を本地として『電電明神』を主神とする『明星社』(みょうじょうしゃ)が鎮守社のひとつとして奉祀されました。
同社は元治元年(1864年)の禁門の変の際、堂社ともども焼失しました。昭和31年(1956年)、それまでの仮宮であった社殿を電気電波関係業界の発展を祈願するため『電電宮』として新たに奉祀され、同時に電電宮並びに電電塔奉賛会(電電宮護持会)が発足しました。
電電宮(でんでんぐう)は、京都市西京区嵐山虚空蔵山町の法輪寺の鎮守社で、電気・電波の祖神として信仰されている神社である。