個人情報を含むレスポンスをキャッシュしたセキュリティ事故
メルカリの事例
CDN切り替え作業における、Web版メルカリの個人情報流出の原因につきまして | メルカリエンジニアリング
切り替え前のCDNプロバイダはCache-Controlヘッダではなく、CDNの設定でキャッシュを制御することで、メルカリWeb版においては全くキャッシュが行われないようにしていました。
切り替え後のCDNプロバイダでは、Cache-Controlヘッダでキャッシュの制御が可能であるため(この制御はnginxの設定により行います)、CDNの設定によるキャッシュ無効化は行わず切り替えを行いました。切替前の検証では手元のマシンのhostsファイルを編集し、数回アクセスを行い問題なく動作していることを確認しました。
同じURLで違うリソースを出し分けるような動的ページを構成するリソースをキャッシュしてしまうセキュリティ事故
例えば、以下のようなリソースをキャッシュすると情報漏洩に繋がる
https://example.com/profile
ユーザーによって内容が変わるHTML
https://example.com/profile.json
ユーザーによって内容が変わるJSON
https://example.com/profile/me.jpeg
ユーザーによって内容が変わる画像
などなど
余談だけどメルカリのブログが丁寧に技術解説されていて分かりやすかったakix.icon