リソースグループ
リソースグループとは何か
Azureに限らず、クラウドプラットフォームではサービスを利用するために作成される仮想マシンやストレージなどを指して「リソース」と呼ぶことがあります。 リソースグループはAzureにおいて複数のリソースを管理するためのしくみであり、リソースグループを利用することによってリソースグループに含まれるリソースを一覧表示したり、複数のリソースを一括で削除したり、互いに関連するリソース同士をまとめて管理することができます。
イメージとしては、リソースグループをリソースの入れ物=コンテナーとして考えることもできます。
リソースグループの位置付け
リソースやリソースグループと関係する概念として「管理グループ」や「サブスクリプション」があります。
結論から述べると、Azureの管理グループは複数のサブスクリプションを含み、サブスクリプションは複数のリソースグループを含み、リソースグループは複数のリソースを含む4段階の階層構造になっています。
管理グループは人事部やマーケティング部などの組織における一つの部署に対応させ、サブスクリプションは研究予算や開発予算などの課金単位に対応させるなどします。
なお、管理グループはその組織構造を定義するためにディレクトリサービスであるAzure Active Directoryの「テナント」という概念が使用されるため、「テナント」と呼ばれることもあります。