プレトタイプ
プレトタイプのプレには、「〜より前に」という意味と「プリテンド」=ふりをする、という意味が込められており、プロトタイプを作ってしまうと予算と期間がかかってしまうので、その前にプレトタイプを実施しアイデアの確かさを検証しようという考え方です。 プレトタイプでは、サービスを作る前段階のアイデアの状態でサービスがあるかのように装い顧客またはユーザーとなる人がサービスを使うかを検証することができるため、新規事業での不確実性を少しでも下げることができる手法です。
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対象となる技術が高価だったり、複雑だったり未完成だったりする際に、その技術で行うはずの機能を人間が密かに行う。サービス利用者に気づかれないように行うことで、このサービスがどのくらいニーズがあるのかを試す。
想定しているデバイスの寸法に合わせたモックアップを作り、機能がない状態で数週間本物であるかのように扱い、自分が実際に使いたいと思うかどうか検証する。
どれだけの人に興味を持ってもらえるかを調べる手段として、玄関口を用意し、その製品やサービスが実在するふりをする。どのくらいの人が玄関をノックするか・興味を示すかを試す。
ニセの玄関型のように購入ボタンを設置したウェブページを用意し、ほしいと思って購入ボタンをクリックする人がどのくらい現れるかを検証する。「ニセの玄関型」よりも深く、お客候補が購入したいとノックしてきたときに、誰かが変わりに応答したり、目当てのものを実際に提供することもあり、より多くの情報を得る機会になる。
まだ製品化されていないアイデアや、広く入手できない製品を、ターゲット市場に実感してもらえるような映像を作りどれくらい関心を示してもらえるか試す。
特定の場所でブースなどを設け期間限定、数時間など意思決定するに十分なデータが集まるまでに比較的短い期間に、実験を行う。
小ロットで作った製品を、同じような製品を扱う他人の販売環境にしのばせ、身銭を切って購入してくれるくらい関心をもつ人がいるかどうかを試す。
別のラベルを貼り、もとの商品とは異なるものであるように見せかけ、人々が関心をもつかどうかを試す。