バウハウスへの応答
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ドイツのバウハウスとそれに「応答」した2つのデザイン学校に関する展示会 カラ・ババナ@インド・シャンティニケタン
生活構成研究所(後の新建築工芸学院)@日本・東京
バウハウス・カラババナ・生活構成研究所の各資料が同じぐらいの分量で展示されている
行く前はバウハウスの展示しか無いのかと思ってたakix.icon
バウハウスの展示
歴史の紹介
来年2019年はバウハウス創立100周年
ナチスが閉鎖するまで10年間だけ存在していた
ドイツ語で書かれたバウハウス宣言の印刷物の展示と、日本語で書かれた訳文の掲示 スケッチ・立体物など実際の習作の展示
授業の時間割の展示
ただの表ではなく楽しげにデザインされていてかわいいakix.icon
立体物は木と金属を組み合わせたり、紙を切ったりしてる
勝手に「意味」のあるものを作ってるのかと思ったけど、習作は特に意味が分からないものが多かったakix.icon
意味や機能の実装というより、表現の確認やバランス感覚の修行という印象を受けたakix.icon
カラ・ババナの展示
スケッチ・立体物など実際の習作の展示
粘土で作った立体物も展示されていた
映像も展示されてたけど、意味はあまり分からなかったakix.icon
生活構成研究所の展示
創立者の一人である川喜田煉七郎が特に取り上げられていたように思う
当時出版された雑誌の展示
バウハウスについての特集記事が複数の建築雑誌で展開されていることが分かる
旧字体まじりでバウハウスについて解説されているのが印象的で良かったakix.icon
構作技術大系の展示
さまざまなデザインの知識について体系立てて説明している書籍という印象
「構成」について書かれた書籍の展示
戦時中の戦意高揚のために出版された書籍
クッションの展示
akix.icon感想
バウハウスという単語を初めて聞いたのは大学で田中浩也氏の授業を受けた時だった 上の方で初耳のように書いていること(特にインド・日本のあたり)が実は既に授業で習っていて忘れてる可能性がある
バウハウスを起点に1910〜1930年代に世界に波及していったということを知れて大変有意義だった
特に日本で好意的に捉えられ、デザインを「構成」と訳して勉強してる人々がいたことに驚いた
バウハウス宣言や、習作を見ているととてもよく分かる
8年ぐらい前に受けた授業の内容が蘇ってくるようでおもしろかった
小規模だが、粒揃いの展示という感じだった
正直、「あれっもう終わり?」というぐらい展示物の数は少ない
が、冷静に考えるとテーマが濃く展示物の重要性が高いことに気づく(慌てて2周目を回った)
バウハウス宣言の実物とか、バウハウスに影響を受けた日本の雑誌の実物とか
ドイツ・日本・インドの事例を元に、グローバルな潮流としてのバウハウスを定義・提示していたのが新鮮で良かった
その他
途中からコレクションギャラリーの展示に繋がっていて、記憶がごっちゃになってる気がするakix.icon
着物と壺の展示に突入して、解説文に「生活に根ざしている〜」みたいな微妙に被ってるような内容だったので混乱した
4階で「バウハウスの応答」を開催していた
3階のギャラリーは展示準備中なので4階しか見られる場所がなかった
残念akix.icon
入館料430円なので展示内容かんがえたら結構良かった
夜間割引: 夜間開館日(金・土曜日)の午後5時以降、夜間割引を実施します。
一般 430円 → 220円、大学生 130円 → 70円
今気づいたけど夜間割引あるらしい!しまった!
撮影禁止だったけど内容を解説文や訳文が秀逸で持って帰りたいので撮影OKにしてほしい
外国人のおっさんが普通にスマホで撮影しててオイオイと思った
この記事が実際の展示内容にかなり近い解説で良い