セカイ系
1990年代後半から2000年代にかけて広まった語。
当初は、オタク文化の典型的なガジェットを用いながら思春期の自意識を描いた「エヴァっぽい」作品群を指した。
その後、ネット上での流通や文芸評論家の積極的な活動によって定義が更新されていき、「ぼくときみの関係性の問題が具体的な中間項を挟むことなく世界の危機・この世の終わりなど抽象的な大問題に直結する作品」という定義が広まった。
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参考
前島賢『セカイ系とは何か』(SBクリエイティブ、2010年/星海社、2014年)
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