左隣の人に渡す進歩
小さい進歩には、絵の横に「←」マークのついたものがいくつもある。これらは、すべて、プレイ後、自分の前に置かず、左隣のプレイヤーに渡すカードである。ソロプレイの場合は、カードをゲームから除外する。
さまざまな効果のカードがあり、コストに対する費用対効果で、ふつうの小さい進歩より気持ち強めにデザインされているが、隣のプレイヤーの手に入り同じように使われてしまったり、使い切りの効果のものしかなかったりなど、総合して考えると決して強いとは言えないカードが多い。
コストがない、または小さいカードについては、スタートプレイヤーの取得とともに使われることが多く、ゲーム開始時に手番がうしろになったプレイヤーにとっては、「スタピー材」として重宝される側面がある。
E11 畑は左隣の人に渡す進歩のなかで、スタピー材として重宝されるカードのひとつ。 食料1でスタピーを確保しつつ畑を1枚増やせるので、これらの進歩のなかではかなり強力。
ただし、渡した左隣のプレイヤーがすぐに使うことは考慮しなければならない。
このように、左隣の人に渡す進歩というのは、モノによっては諸刃の剣にもなりかねないのだ。