10周年イベントテーマ「内→外」
背景
コロナで技術コミュニティも様変わりしてきた。
それまで地方ごとに独自のコミュニティを作り、ローカルな繋がりを作って勉強会を開催してきた。
コロナでオンラインイベントがメインとなると、物理的ロケーションは全く関係なくなった。
好きなイベントや勉強会に、どこに住んでいても参加できる。
とても素晴らしい時代になったといえる。
だがしかし、その一方で弊害も見えてきた。
「ローカルで集まる」という地理的繋がりが薄れてきた。
「ローカルで勉強会をする」というよりも「(どこでやってるかは関係なく)興味のある勉強会に参加する」ようになる。
では「地理的な繋がりでのコミュニティの意義」とはなんだろう?
Agile459は10年前にアジャイルのアの字もなかった四国ではじめて少しづつつながりを作ってきた。
2020年はその10周年のはずだった。しかし一方で2020年は「地方コミュニティという概念の終焉」の始まりかもしれない。
時代は流れ、オンライン化の波は不可避だ。どこに住んでも参加できる現実。その流れは止まらない。
しかし流れとは別に「自分たちはどの方向に向いたいか」を考えなければならない。
流れに逆らわずに、さりとて、流れにただ身を任せるだけでもなく、流れを味方に向かいたい方に向かう。
Agile459の今後10年は、そんな年にできないだろうか?いやしてみたい。
ではどんな未来なのか?
四国は一つの島であり(よくもわるくも)本州(特に新幹線が走ってるところw)とは異質であり見えない境界がある。境界は何かと何かを区別し差異化するものだ。
四国という地理的な差異化によって、オンラインで均質化してしまう世界の流れの中で「四国とあえて名乗る意味」を持つ。
そのためには「四国だからできる」「四国だからもっている」「四国の強み」を見つけよう。内側でそれを共有し、外側に発信していこう。アジャイルについても四国発で外に向けて発信できることを目指していく、そのような場にしていきたい。
「よいものは外からやってくる」だけではなく「よいものは気づかないけど内にあり、それを外向けて発信する」そんなコミュニティにできないだろうか。
内から外の多義性
まずは内側を先に、後で外側へアプローチしようという姿勢を意味している。tkskkd.icon
以下はその具体例
四国の実践を共有→四国の外に広める
現場の課題に集中する→外部のプラクティスに目を向ける
自分で一通りやってみる→外部のアイデアからヒントをもらう
自分で実践する→外部に発信する
自分で実践する→他人に相談する
自分で考える→他人にヒントをもらう
自分自身を見つめ直す→他人の振る舞いを観察する
自分が求めていることを理解する→他人が求めていることを理解する
自分をまず愛そう→他人に愛を与えよう