秘密分散法
概要
データを複数の「シェア」と呼ばれる断片に分割して、複数の計算機で保持することで、データの機密性を守る技術
個々のシェアがバレても本体のデータは分からない
いくつかのシェアが紛失してもデータ復元可能
一定の数のシェアを集めると復元できる
マルチパーティ計算を行なって任意の計算可能
日本だとNTTとNECが取り組んでる
https://gyazo.com/6fe4739a74b59cccb35b640e5407bd6a
注意点
計算に関わった計算機は計算結果を知ることができる
計算機同士が結託して計算途中のデータを見せ合うことでオリジナルの秘密データを復元できる
→安全性の前提として「結託しない」ことを保証する必要がある。
データの計算方法
https://gyazo.com/c2e3da834f05daa06aed4f1a1968aa26
クライアント側でシェアに分割して複数の計算機に送っておく
クライアントから、全ての計算機に対して、任意の計算を要求する
計算機は連携して計算を行なった結果をシェアとして返す
クライアントは、シェアを復元して結果を知る
実装
Ramp Shamir secret sharing scheme
Additive secret sharing scheme for a general adversary structure
Replicated additive secret sharing scheme
Computational additive secret sharing scheme
NTTの方式
参考文献
スライド
秘密計算の原システムとその原理
NTTセキュアプラットフォーム研究所
秘密計算のPWS2018での議論と最近の動向
NEC セキュリティ研究所 竹之内隆夫
論文
秘密分散法とその応用
保坂範和 東芝
Web
シャミアの秘密分散法で秘密のデータを分割管理する
ニュース
ISOが秘密分散技術の標準規格を発行、全5方式の1つはNTTの独自技術
IT Leaders