準同型暗号
概要
準同型暗号(Homomorphic Encryption:HE)
暗号化したまま計算可能な暗号化方法
加法や乗法などができる
どっちもできるのが完全準同型暗号
データを用いて何らかの処理を行う第三者にデータを送っても情報漏洩がない
複数の企業のデータを集めて新たな知見を得ることができる
2009年にGentryが完全準同型暗号を生み出してから注目がかなり高まった
現在は、完全準同型暗号がもつ課題を解決するために研究が進められている
すでに回帰分析やハミング距離の計算が可能
https://gyazo.com/698ae278e749fe30f6ee69156e8386e1
注意点
鍵の管理が最も重要になる
準同型性を有する公開鍵暗号の例
単演算準同型暗号
乗法可能
RSA暗号
ElGamal暗号
加法可能
Modified-ElGamal暗号
Lifted-ElGamal暗号
Paillier暗号
複演算準同型暗号
加法可能 かつ 一回のみ乗法可能
BGN方式
Lifted-ElGamal暗号 + ペアリング
完全準同型暗号
加法可能 かつ 乗法可能
Gentryの方法
イデアル格子
多項式環
日々研究されている
参考文献
http://www.iwsec.org/pws/2018/slides/PWSMeetUp2019_takenouchi.pdf
https://www.slideshare.net/herumi/ss-59758244
https://ja.wikipedia.org/wiki/準同型暗号
https://db-event.jpn.org/deim2018/data/papers/214.pdf
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