MP-SPDZ

概要

Multi Protocol SPDZ の略

詳細

実際に動かした感触

四則演算・比較演算・分岐・配列・行列演算が、整数及び固定少数に対して使用可能

計算において秘密情報へのアクセスは特殊な関数を用いて行っている

秘密情報は空白または改行区切りで各プレイヤーの持つファイルに保存されている

mpc という拡張子のファイルに行いたい処理のコードを書く

専用の言語を用いる必要がある

文法的にはPythonに近い

.mpcのファイルをコンパイルしてVM上で動くバイトコードに変換している

「file.mpc」というファイルをコンパイルしたら「file-0.bc」というバイトコードが出来る

バイトコードは「Script/mascot.sh file」で実行出来る

mascot.shで実行するとMASCOTプロトコルを用いた秘密分散を用いて実行する

ディストリビューションによって秘密分散プロトコルが異なる

想定する攻撃と大部分のパーティの信頼性によってディストリビューションを使い分ける

インストールの仕方

参考文献のリンクから最新のディストリビューションのzipファイルをダウンロード

2020/1/27時点では「Mixed computation, binary computation with XOR-based MACs」というディストリビューションが最新

ダウンロードができたらzipファイルを展開

MP-SPDZのディレクトリの一番上の階層で以下のコマンドを入力

code:.sh

Scripts/tldr.sh

./compile.py tutorial

echo 1 2 3 4 > Player-Data/Input-P0-0

echo 1 2 3 4 > Player-Data/Input-P1-0

Scripts/mascot.sh tutorial

SimpleOT でエラーが起きたら以下を試す

git init

SimpleOT のディレクトリ削除

.gitmodules のSimpleOTの項目を削除する

banker 動かす際にエラーが起きたら以下を試す

CONFIG.mine の最初に MY_CFLAGS = -DINSECURE を追加

make online

make offline

make externalIO

上記の make で動かない場合は make all

banker_bonus_client.cpp の send_private_inputs関数の最初の for ループの添字が間違えている

参考文献

MP-SPDZ

bristolcrypto