象と象使い
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象を飼い慣らすための指針 | パレオな男
この心は、以前には、望むがままに、欲するがままに、快きがままに、さすらっていた。今やわたくしはその心をすっかり抑制しよう、――象使いが鉤をもって、発情期に狂う象を全くおさえつけるように。(ブッダ、「法句経」)
人間は、象の背中に乗る象使いだ。手綱を引くことで、象に指示を出すことはできる。しかし、それはあくまで象が素直に従ってくれたときだけ。象が他の欲望を持っていたら、象使いになすすべはない。(ジョナサン・ハイト「しあわせ仮説」)
ヒトは基本的に象に勝てないんですが、「しあわせ仮説」や「スイッチ!」を読むと、それでも以下の3つのポイントを心がければ、ある程度は象を飼い慣らせるようになるらしい。
①象を刺激しない:最初から象が暴れそうな場所に近づかないように気をつける。「ダイエットしたければ、冷蔵庫に炭水化物を入れておかない」「無駄使いをしたくないなら、ショッピングサイトをブロックしておく」などなど、とにかく象が暴れない環境を心がける。「君子危うきに近寄らず」ですね。
②象使いをトレーニングする:象使いが疲れると、一気に象が暴れ出そうとするので、できるだけストレスや睡眠不足を避ける。また、瞑想を行うと意思力が高まるので、少しでも象使いのパワーを高めることができる。
③象を調教する:象は習慣に従って行動するので、悪い習慣を意識して変えれば、自然と象のパワーを良い方向へ使えるようになる。もちろん、そのためには象使いが根気よく指示を出し続ける必要があるわけですが。
目標達成における象(感情)と象使い(思考) | 小学校教師の知的生産術
ジョナサン・ハイト 『しあわせ仮説』 (2) 1章「分裂した自己」 象の背中に乗った象使い、理性は感情に敵わない - 道徳的動物日記