マネジメント
マネジメントの定義
『企業の理想達成』『事業の価値創出』『組織の幸福実現』の両立に向けてなんとかするための活動
マネジメントとして扱うスコープ
対象=「広義の」マネジメント
「狭義の」マネジメントは『手段』レイヤーの話
メンバーやチームのモチベーション向上・成長支援のようなコミュニケーションに絞られていたり
リソース調整や指示の翻訳・伝達、意見の集約・連携、のような中間管理に閉じていたり
→「狭義の」マネジメントをスコープには含めるが、手段でしかないので限定せず考える
「広義の」マネジメントは『目的』ベースで捉える
事業成果のためにリソース調整やビジョン設定などを組み合わせてなんとかするとか
持続的な組織運営のためにルール策定や個別1on1などを駆使してなんとかするとか
→「広義の」マネジメントを今回で扱うスコープとし、目的のためのあらゆる手段を含めて考える
マネジメントはよく、リーダーシップと区別されて考えられる
リーダーシップは『成果を高めること』、マネジメントは『効率を高めること』(Peter F. Drucker)
リーダーの役割は『変革への対処』、マネジャーの役割は『複雑性への対処』(John P. Kotter)
今回は「広義の」マネジメントとして、リーダーシップを含めたスコープで考える
正しいことを正しく行い、高い成果を高い生産性で創出し、非連続な変革を起こし複雑性に向き合って対処する
リーダーシップと(狭義の)マネジメントを区別して考えることは重要だが、組み合わせが必要なため両方を含める
マネジメントがプレイングとの対比で語られることが多い
プレイングは業務を遂行・推進する動き、マネジメントはプレイヤーへの指示・支援などの管理として扱われる
一方、成果を出すためにプレイングが必要なケースは多く、またマネジメントにプレイングの素地が不要とは言えない
今回は「広義の」マネジメントとして、(目的達成に必要な)プレイングもスコープに含めて考える
少なくとも成果に必要な要素であれば、プレイングであっても「広義の」マネジメントには含めて考える必要がある
成果を出すために必要であれば、スペシャリティの獲得や自ら手を動かしリードする動きも求められる
個人のキャリア確立など別の目的に属さない範囲では、プレイングも「広義の」マネジメントから外さず捉える
マネジメントにおける『コア領域』
イシュー(解く課題)・チーム(主体となる組織)・セルフ(自分自身)のうち、イシューとチームの両方に責任を持つ
e.g. 事業責任者やチームオーナーとして、課題解決の促進と組織のパフォーマンス向上の両方を目指す
e.g. 組織まわりの体制整備など、チームを主軸に置いているが事業との接続も考慮している
e.g. 事業数字の達成に向けたOKR設定など、イシューを主軸に置いているがコラボレーションも求められる
マネジメントの種類と構造
マネジメントは、対象としてのターゲットとアプローチとしてのレイヤーで分類できる
事業で価値を出す『イシュー』と、組織の幸福を高める『チーム』のターゲット
構造そのものを変えにいく『デザイン』と、構造の中でなんとかしていく『最適化』のレイヤー
マネジメント対象は明確に構造化されるというよりは、デザイン⇄最適化、事業⇄組織の中でプロットされる
https://gyazo.com/66c9339468dabed8e4dd4054e408f76a
参考資料