自分の意見に自信がないときの対処4パターン
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自分の意見に自信がないとき ≒ 意見の確度が低いとき
ここで扱う『確度』は "事実的な確からしさ" というより "合意や成功に至る確率" のニュアンス
確度が低い、もしくは確度の高さを説明・説得できないと人は自信を失う
意見の確度を上げるにはいくつかの手段がある
①事実に基づき論理的な解釈で積み上げる
e.g. このカラスは黒くて、あのカラスも黒いので、カラスは黒いと考えます
②予測に基づき判断基準とセットで検証計画を立てる
e.g. 100人に「ハンバーガーが好きか」聞いて90人以上がYESなら、「多くの人はハンバーガーが好き」と言えます
③原理原則に基づきあるべき判断を導き出す
e.g. 人は楽な方を選択する生き物なので、完了までのステップをできるだけ短くスムーズにする必要があります
④スタンスを明示しコミットメントを約束する
e.g. みんな楽しくなるに違いないので、全員が踊るまで私は踊りつづけます
自分の意見に自信がないときは、全ての手段を取れていない∨十分に使いこなせていない
①〜④のどれも実行できていなければ、意見に自信を持てないのは当たり前
確度が低いのに自信がある方が問題。自信がない状況はむしろ健全
全てにメリット・デメリットがあり、状況に応じてとるべき動きが変わる
どの手段にも優劣はない。特性を考慮しつつ場面に合わせて対策する
状況を把握して1つ以上を選択し、組み合わせたりデメリットを別のアプローチで補う
①事実に基づき論理的な解釈で積み上げる
メリット :客観的に判断できる
揺らぎようのない事実を明確な論理で解釈していけば、誰もが自然と同じ解へ辿りつける
デメリット :時間がかかる
事実を必要量だけ収集しつつ解釈の客観性や妥当性を高めるすり合わせが必要、深めようとするほど時間を要する
②予測に基づき判断基準とセットで検証計画を立てる
メリット :初動を早められる
今時点で集められていない情報を切り捨てて実行に入れ、実行する中で検証と改善を繰り返し確度を高められる
デメリット :検証リスクが高い
予測がズレていれば軌道修正コストが高く、検証方法が曖昧だとテストランがズルズルと続き質が低いまま放置される
③原理原則に基づきあるべき判断を導き出す
メリット :正しく判断できる
最上段となるルールを元に考えるため、発生していない事象を含めて妥当な判断が下せる
デメリット :組織実装に時間がかかる
関係者と認識が合っていなければ個人の主観と捉えられかねないため、信頼獲得や実績による納得度の醸成が必要
④スタンスを明示しコミットメントを約束する
メリット :完遂確率が高い
時間はかかるかもしれないが、固執しつづければ最終的にはあるべき状態に到達できる
デメリット :問題設定リスクが高い
固執が囚われとなり強化され、客観性を失い誤った問題を解いてしまいやすい