無反応は無価値
むしろマイナス価値
議論において黙って静かにしていることは、実は透明になることではない。それは黙っていようがなんだろうが、「そのアイデアに賛同しません」という意味である、「そのアイデアはそこまでおもしろくないですね」と発言しているのと全く同じ意味である。だから、黙って静かにしていることは、それそのものが、議論を後ろに引っ張ることなのだ。
これに気づいていない人が多すぎる。あるいは、気づいてもまだ意図的にそうしているのだとしたら、それは相当な重罪である。
自分が重要なポジションにいると分かっていれば、読まないと言う無責任をするはずがありません。どんな身分で、どんなに忙しい人でも、たった3ページを読むほどの時間も作れないなんて人は絶対にいません。もしそれでも外的要因によって作れなかったら、その人はよほど時間管理が下手なのか、あるいはよほど企業がブラックなのかどちらかです。
参加者が多いと発言をしたくてもできない人が生まれたり、議論が不十分なままに会議が終わってしまったりすることにもなりかねません。会議の参加人数は絞って、参加しない関係者には、後で決まったことを伝えればいいのです。
また、普段から発言しない人は、呼ばないことも検討してもよいでしょう。