振り返りと向き直りを組み合わせる
振り返りと向き直りを往復しつつ、今後へ向けたプランニングへ繋げる
https://gyazo.com/e46b6a97b7bcbfd6085e522da83f21dd
振り返りのプロセス
事実として何をやってきたのか、何を感じてきたのか棚卸しする
アクション・アウトプットと伴うアウトカムを客観的に出しつつ、当時の解釈をそのまま引っ張ってくる
当時の自己課題が何で、そこに対してどう捉えてどう向き合ってきたのか、を過去のログから調べる
当時の感情に「今の自分がどう捉えているか」は介入させない。当時どうだったのか、別人として扱う
棚卸しした内容に関して意味づけ・評価を改めて行う
過去の自分と現在の自分でどのような差分があるのか、当時の状況・感情を今ではどう捉えるか
自己課題が実際の結果にどう紐づいたのか、結果として今にどう繋がっているのか
アウトカムの達成や自己課題の解決に向けてどんなプロセスを経たのか、結果としてどんな自己特性があるか
向き直りのプロセス
今後どうありたいか、何をやりたいのか、のビジョンを仮説立てる
長期(10年〜)・中期(3~5年)・短期(〜1年)で考えつつマイルストーンを立てたり
常にありたい・ありたくない状態を出しつつ、実現・継続できるような方法を考えたり
放置シナリオを出しつつ、どう方針転換するのか考える
今の自分の状態が続くとすれば未来がどうなるか、を想定しつつビジョンとの差分を捉える
差分を埋めるための必要要素と、要素の獲得・実現に必要な動きを計画していく
振り返りと向き直りを活用したプランニング
自己特性を踏まえて、自分に合わせたプランニング方法を探る
とにかくストレッチな目標を立てつづける、短期課題に絞って解像度を高める、長期と常に接続させる、など
振り返りによるフォーキャストと、向き直りによるバックキャストを組み合わせる
プランニングを設定・具現化する
自分に合った形で、いかに自分を駆動するか設計した上でマイルストーンや目標を据える
目の前の動きを決める+達成のためのアプローチを自分にチューニングして仕組み化・習慣化する
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向き直りも含めて振り返りと呼ぶこともある
そのため、向き直りと対比した時の振り返りは狭義、両方をまとめる際は広義での振り返りといえる
基本的に、リフレクション≒振り返り、レトロスペクティブ≒向き直り、と捉えてOK
リフレクションは『内省による自己理解』、レトロスペクティブは『改善による行動変容』が目的
振り返りは過去にフォーカス、向き直りは未来にフォーカスが当たっている
参考資料
向き直りと振り返りをうまく活用して成長していったチームの物語
https://gyazo.com/05acb7221638d8a86ce2d4b0b7ced84f
振り返りだけでは目の前のプロジェクトは一生うまくいかない
振り返りだけではプロジェクトは常に失敗すると思う。なぜならプロジェクトは常に変化するし、チームも変化する、環境も変わる。常に新しい問題が出てくるので、毎回その影響を受け続けることになる。振り返りをちゃんとやってるから大丈夫、というのは間違った自信だ。
ではプロジェクトを成功させるためにはどうするか。見通しをやるしかない。過去ではなくて未来、このあとどういうふうに自分たちが動き、そのなかでどんな問題が起きるのか。それを可能な限り想像して、問題を回避するためのアクションを取る。