大曲貴夫
『新型コロナ治療、最前線のトップ「国内では一人も死なせたくない」』(2020年2月13日)
絶対にあると思います。これまでの中国のレポートにはそれはあまり書かれていませんでしたが、おそらく重症の肺炎になった方は、集中治療を受けているので院内感染を起こしやすいのです。
そこでは、一般的な細菌というよりは、数多くの抗生物質に耐性があって効かなくなる「多剤耐性菌」が関わっている可能性が極めて高い。それは中国から報告されているデータからも類推できます。
多剤耐性菌に感染すると、やはり致命率は上がります。ベトナムのデータでは、人工呼吸器関連肺炎で多剤耐性菌が関係した死亡率はものすごく高いです。40%以上です。おそらくそういう状況が起こっているのではないでしょうか?
おそらくそこが、日本との一番の違いではないかと思います。
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5月15日