院生ゼミで「学校グループワーク・トレーニング」の定番「各自に手渡された限られた情報をもとに地図を作成する」をオンライン(Zoom)でやってみたことがすごい!
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今日(2020/05/27)は、院生(といいますか、本日の院生ゼミのファシリテーターMさん)の素晴らしさにノックダウンされました。 いつものように、院生ゼミはゼミ生におまかせしているのですが、本日の中心はM1の自己紹介。
そして、その後のゼミ生たちの協調性、協力性を高めるオンラインでのワーク。
オンラインでいろいろと試していた(つもり)のわたしが、このアクティビティを忘れていました……。そして、やられたぁ……と思いました。 わたしも、現場教師時代、学級内の子どもたちのチーム力をアップするために時々仕組んできたワークの一つです。
ある商店街の白地図をグループに1枚用意します。
商店街に関する情報を1枚に1情報書かれたカード(これらすべてのカード情報を整理統合すると、白地図のどこに何屋さんがあるかがわかるようになっている)を準備します。
例)花屋の前に病院があります。
例)肉屋は、お店のならびのはじにあります。
シャッフルして、各グループのメンバーに均等に配布します。
各自読み上げるなどして(カードを見せ合ったり、取り替えたりしてはいけない)情報を共有しあい、白地図を完成させます。
Mさんは、これの類(道路と川だけが用意してあってもう少し複雑なもの)をZoom用に準備してゼミを進めました。 すごい!!
パワーポイントファイルに地図の部品(道路、川、各建物)を無造作に散りばめて各グループの担当者に配付。 グループ担当者は画面共有でパワーポイントファイルを表示
LINEを使って、各自に異なる情報を伝える
各自は自分のもらった情報をZoom上で口頭で伝えながら情報を共有していく……。 うーん、リアルとおんなじじゃん!
もちろん、リアルじゃあできることがオンラインでできないことがありますが、逆にオンラインだからこそリアルよりもよいことがありました。
例えば、各自の情報はLINEで個別に与えられるので、他人のカードを見たり、見せたりができません。リアルだと、やっちゃうときがあるんですけどね(笑)。オンラインの不自由さが、より、協力して地図を完成させようという方向に向かっていきます。
いやぁ、おもしろかった。
Mさんのきっかけは、昨年度M1のときの授業で、対面の授業でこのグループ・ワークトレーニングを体験したらしいのです。今回、それをオンラインで行ってみようと思い付き、ゼミの時間に準備をしたということです。
院生Mさんの柔軟さに脱帽しました。
すばらしい!!