阿部ゼミにとって初めての学修成果発表会
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本日、2019年1月22日(2019/01/22)は、阿部ゼミにとって初めての学修成果発表会でした。彼らは、全員、一度は学会の発表をしているわけですけれど、それと比べ物にならないほどみなさん緊張していました。5人の発表者はもちろんのこと、わたしもとても緊張していたようです。その証拠に、学修成果発表会での一人ひとりの写真を撮り損ねてしまいました。彼らの発表を応援する気持ちが強くて、写真を撮るとかそれどころじゃなかったのです。 ということで、ここで使っている写真は、本日、夜にM2のみなさんに誘ってもらって参加している打ち上げ(お疲れ様会)です。 なんとか、ここまできました。
今後、縁や運命によって、わたしのゼミに所属してくださる方がいらっしゃると思いますが、なんの縁があったのか、偶然性が最も高いとは思いますけれど、縁あって集まってもらった5人には感謝の気持ちでいっぱいです。海のものとも知らず、山のものとも知らず、何の歴史もないわたしの研究室に集ってくれた人たち。かつ、無我夢中で、一生懸命に実践に研究に取り組んでくれた人たち。尊敬の一言しかありません。
各自、自分の思っていること、やってきたことを発表できたこと、拍手を送りたいです。
鋭いコメントや質問
同時に、学生の研究発表に関して、わたしも役割としてコメント等を行ったわけですけれど、様々なことに関して全く自信のないわたしは、同僚(つまり、大学教員)がどのようなコメントを告げるのかについて、とても興味を持ち、かつ、自分の中でも取り入れようと考えて話を聞いていました。以下のようなことを学びました。
事例的研究は質的研究の一つであること。だから、別にたくさんの事例を集めることに価値があるわけではない。それよりも、条件設定、環境設定を、明確にすると同時にしっかり明らかにして(つまり、できるだけ詳細に語り)、こういう状態や状況を設定できたときに、今回のような事例が発生する可能性が高いということを述べるようにしておけばよい。次にこれを参照する人にとって、有益になるし、それが次の研究に貢献することになる。 事例的研究において大切なことは、理論と実践が一対一対応していることであり、前段としてしっかり理論研究ができていることが大切であること。 先行研究については、流れがとても大切で、とりあげた先行研究と先行研究のつながりに、しっかりとした説得力があるかどうかが大切であること 言葉一つ一つを大切にすることが基本としてもっていることから出発しなければならない。つまりは、各言葉の「定義」が明確に述べることができること。 研究手続きがしっかりできているか、吟味すること。
などを学びました。わたしが院生に伝えるか、語るか、はわかりませんし、別なことと思いますが、結局はわたしの振る舞いが院生たちに影響を与えると思いますので、そういうところを自信持って語れるように、または、自分の研究の中でしっかり行えるように、していきたいと思います。 本日は、臨床力と即応力に関する頭をたくさん使いました。たくさん気づかせてくれた学生さん、同僚に感謝ですね。