読書感想:「サル化」する人間社会
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AmazonHP 「サル化」する人間社会 (集英社インターナショナル) Kindle版
著者 山極寿一
ここ数年の興味関心は「対話」だ。
「対話」をいろいろと巡っていたら、「共感」「共感力」が目についた。
「共感」「共感力」を見ていくと、山極寿一さんの論考を目にすることになる。
例えば、下のような記事が出る。
【参照】「共感力を必要とする社会」(視点・論点)  | 視点・論点 | 解説アーカイブス | NHK 解説委員室
もうちょっと、学んでみたいとKindleで購入したのがこれ。
位置づけ的には
ゴリラ⇄人間⇄サル
みたいになる印象。
もちろん、知能的には人間が一番高いのだろうけれど、「家族」や「社会」の考え方、位置づけで考えると人間は「ゴリラ」と「サル」の間に挟まれる中間的な感じだ。
本当に「中間」なのか。
ゴリラ寄りに進もうとしているのか
サル寄りに進もうとしているのか
という感じかな。
(勝手な解釈)
圧倒的な縦型社会であるサル
全員が対等の横型社会であるゴリラ
この実態とここからの分析が興味深い。
ゴリラから「共同体」とか「社会性」を考えていくと、なるほどと思うところ多数。
まだ、自分の言葉そのものに転化できていないので、ほんとうの意味での消化はできていないけれど、「生きる」という原点から考えていく契機になりそう。
2020/05/03
#読書 #★★★★☆