読書感想「疾風ロンド」
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購入:2013年12月8日 680円
読了:2013年12月8日
わたしが大好きなミステリ作家、東野圭吾さんの作品。 読み始めると、仕事もすべて放ってしまうのがわかりきっているので、あえて手に取らないようにしているのだが、「いきなり文庫化」というのと、新聞に一面を使って東野圭吾さんご本人が「こんなにもおもしろくなるとは思わなかった」のようなコメントが載っていたので、がまんできずに、買って読んでしまいました。
今書いているのは、子どもたちが冬休みに入っているときですが、実は、この本を読んだのは数週間前。ちょうど、2学期の評価を書くのに忙しい時期でした(苦笑)。合間をぬっての読書。もちろん、1日で読み切ってしまいました。
正直言うと、評価の☆を見ていただければおわかりの通り、東野圭吾さんの作品にしては、わたしの中では評価が低いです。
前のいきなり文庫化の「白銀ジャック」と重ねて読んでしまいました。 同じように冬、そして、スキー場を舞台に書いてあり、文庫本の表紙も雪の写真と、あえて意識して同じものをぶつけてきたのでしょう。
比べるなと言えないくらいですよね。で、実際、わたしは比べて読んでしまったわけですけど、「白銀ジャック」の方が躍動感があった。若々しさもあった。若々しさ=良さではないだろうが、わたしの好みとしては、スキー場という舞台では若々しいということは大きなメリットのように思う。
別に、最近、わたしが読んだ東野圭吾作品に比べても、少し、見劣りする。「真夏の方程式」しかり、「夢幻花」しかり。これらには、各登場人物の深いつながりと悩みがしっとりとゆったりと描かれていた。 次の作品に期待!!