美笹中の取組を踏まえた、効果的なカリキュラム・マネジメント実現への展望
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研究主題「未来を切り拓く力を身に付けた生徒の育成〜多面的な教育活動による学力向上の取組〜」で、3年間(平成29・30・令和元年度)戸田市教育委員会研究委嘱の中での講演。 10月7日に一度訪問させてもらってからのお話だったので、若干、緊張の度合いは下がっていたが、あまり外に向けてしっかりと時間を確保して話したことのなかった「カリキュラム・マネジメント」の話だったので、参加者の皆様はどのように聴いてくださるか不安の中、講演時間を過ごす。 結果、わたしの主張を受け入れてもらえたかどうかは別として、みなさん集中して講演を聴いてくださり、参加もしてくださった。感謝したい。
菊地南央さんと共に書いた本の内容を踏まえてまとまった時間を確保して話すことができたこと、満足である。少しはこの本を世に出した意味がある。 この講演の準備をすすめる中で、この本を改めて読み返しながら気づいたことがあります。
「カリキュラム・マネジメント」という言葉は、どちらかというと学級担任一人では進めにくいものです。学校全体とか少なくても学年単位で考えようという形になりやすいと思います。これは、教員一人ではなく協力協働の形で学校教育活動を運営していってほしいという文科省等々の裏メッセージととることができれば納得ですし、そうしていくべきものだよなぁと思います。
一方、「カリキュラム・マネジメント」に興味関心を持っていたとしても周囲がそれほど「カリキュラム・マネジメント」の必要性を感じていなくて動き出しが鈍かったとしたらどうでしょうか……。大きな仕組みになりがちなので、なかなか一人で「カリキュラム・マネジメント」を進める……とはなりにくいですよね。
でも、この本があれば安心です。これは、学級担任一人からでも始められる「カリキュラム・マネジメント」本なのです。一人講演準備を進めながら、これってこの本の大きなウリだなぁと思いました。もちろん、一人だけでなく、学年でブロックで学校全体で……とこの本を参考にしながら全体に広めていくことで、決して「形だけ」のカリキュラム・マネジメントではなく、実質的な「カリキュラム・マネジメント」になっていくと思います。
ぜひ、この本を効果的にお使いください。