糸井登先生への個人的な思い出〜「授業づくりネットワーク京都集会ー糸井登先生還暦記念セミナー」に向けて〜
https://gyazo.com/af040f58fb511dc06efb05b351d9b428
https://gyazo.com/a27ae461604aabb9669386535a06be52
https://gyazo.com/eceabe02b97bdf97515a0f75e833d23f
糸井登先生といえば、わたしが尊敬して(つまり、憧れ続けてずっとずっと私の前を走り続けていらっしゃる先生ということ)で、かつ、私なんかと懇意にしてくださった先生のお一人です。案外ですね、このカテゴリはハードルが高いんです(苦笑)。私から尊敬される方は星の数あれど、偏屈なわたしと懇意にできる方、してくださる方は、あまりいないんです……ハハハ。 わたしが糸井先生とお近づきになることができたきっかけは千葉大学の藤川大祐先生です。 藤川先生が2001年、「インターネット」と「総合的な学習の時間」を組み合わせたシリーズ本とホームページ活用本を監修で出版するのですが、その執筆者に加えてもらえたところからです。すでに、この頃には糸井登先生は、岩手の佐藤正寿先生らと共に「メディアリテラシー教育」関連でNHKの教育テレビ等々に関わっておられ、当時、私はこういう素晴らしい先生方が世の中にいるのだなぁ。わたしは日々、目の前の学級でどのように授業するかで精一杯だけれども機会があれば自分が勤務する学校以外の場所でもいろいろと「授業」に関することで様々な方と関わり合ってみたいと思うようになります。 偶然といいますか、必然だったのかもしれませんが、教員になる頃からずっと定期購読していた教育雑誌「授業づくりネットワーク」と糸井先生は深く関わっておられ、こうして藤川先生の仲介のもと、書籍で共演することができました。 本が完成する頃でしょうか、東京の出版社で初めて糸井先生とお目にかかります。といいますか、これは不正確な表現で、すでにわたしはそれ以前に教育集会で糸井先生のことは知っていましたし、糸井先生の講座等々に一般参加者として学んでおりましたが直接お話をするのがこの出版社が初めてでした。(いつものように初物に弱い私は)ドキドキしながら糸井先生にご挨拶しました。(するとこれもその後、懇意にし続けていただける方のよくあるパターンなのですが)
「おっ、阿部さん、こんにちは。いやぁ、一度お話したいとずっと思っていたんですよ〜」
と最初っから、ズドーンとわたしの心に入ってきてくださる方で、もう、一気に緊張が溶けて興奮していろいろなことを糸井先生に話しかけていたことを思い出します。
糸井先生といえば、いろいろと特徴的な実践をされていますがなんといっても勤務校に様々なプロフェッショナルな方々を学校にお招きして授業を作っていったこと。
当時、大ブームを起こしていた「モーニング娘。」のプロデューサー「つんく」を例にあげて「これからの教師=プロデューサー」説を話していたことがとってもとっても衝撃的でした。京都で展開されている糸井さんを見て、福島で似たようなことができないかなぁ……といろいろと空想していました。 また、糸井先生は、池田修先生と共に「明日の教室」という教員同士が自主的に学ぶ場を長らく続けていらっしゃいます。わたし自身、「東北青年塾」という東北地域で定期的に教員同士が学ぶ場を上條晴夫先生(東北福祉大学)の助言のもとスタートさせるのですが、定期的にしっかりとした形で進めるモデルケースとしてこの「明日の教室」を見ていました。わたしの教員としての指針を示してくださった方です。 みなさん、わたしからするとずっとずっと先を走り続けているまぶしい方ばかりなのでこの同じ場所に座っていていいのだろうかと恐縮しながら過ごす時間になると思いますが、わたしはなんら貴重な話題を提供できるとは思えないので、そこでのみなさんの口から出てくる宝物の話題を楽しみたいと思っています。
どんな話が出てくるかなぁ〜。