第1回日本学級経営学会研究大会終了!〜わたし個人の振り返り〜
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1年前におぼろげながら描いた目標は、それなりに達成できたように思います。といいますか、
たくさんの人が集まってくださった
たくさんの研究発表があった
シンポジウムという学会の中でのイベントをそれなりに提案性のあるものにできた
学生が係として大活躍してくれた
という面では大成功でした。
例えば、ここ、上越という地でできたばかりの学会を開催するのであれば、まずは100人を集めることを目標にしようということではじめました。ですから、100人を少し超えたくらいでも余裕のある195人定員の本学では2番めに大きな教室を借りました。しかし、上の画面の通り、202教室からはみ出るくらい大勢の人が集まってくださいました。
人が集まるか、同様に研究発表が集まるか不安でした。しかし、40組の発表が集まりました。5教室で8組の発表という形で展開できて、人が過教室に分散できる、そして、内容や方法の多様性というところでそれなりに担保できたと思います。
シンポジウムが心配でした。いくつかの学会に出かけていきますと、研究発表以外に何らかのイベント的な時間を設けているところがあります。もちろん、そのようなものを設けないという選択肢もあったのですが、第1回目の研究大会ということで、なんらかを考えようということで当日、学会に来られる8人の理事が前にたち、「なぜ今、学級経営学会なのか」というテーマで交流しました。シンポジウム(特に学会)というと、それぞれ論者が自分の主張したいことを主張して互いの意見が交流しないまま終わるとか、または、楽屋落ち的に内輪受けする形で終わるということを目にします。
それぞれ互いを知った理事が前に出てくるということで、自分の主張したいことだけを主張して終わるという心配は少なく、楽屋落ちで終わる可能性が高いと読みました。シンポジウムの最初でもそこを言葉に表し、進めてみました。
結果は、私の耳には、少し互いの話を合わせようという感じに見えたとか、順番に話しているように見えなくもなかったという声が届いてきました(たしかに、協同性が高い方々なので、自分だけがでしゃばらないようにしよう、自分だけが目立つようにしないようにしよう、話をしていない方にはしっかり話す場を設けるようにしようという配慮が見え隠れしたと思います。これは、打ち合わせということではなくて、やはり、そういう場の空気を読むことができる人たちが集まった、理事になってくれたということなのだと思います。これは、学会を進める意味では良いことだと思っています)。しかし、それぞれの立場を明確にし、あえて、自分は他の7人とは異なるところを声に出し、主張しあっていたと思いますし、シナリオを全く作成していませんでしたが、8人の共同作業の結果、振り返ってみると流れになっていたように思います。
わたしの進行にうまく乗っかってくださった理事の面々に感謝したいです。
このシンポジウムの様子は、何らかの形で学会として公式に表したいと思っています。
学生ががんばってくれました。事前にそれなりに綿密に打ち合わせをしました。その時も、わたしの漏れ、落ちを指摘してくれて助かりました。当日はそれ以上でした。打ち合わせをして打ち合わせどおりだけの行動をしていたら、たぶん、いろんなところから問題が生じたり、苦言を呈されたりします。しかし、学生たちは普段の学びで培った「即応力」「臨床力」「協働力」を思う存分発揮し、わたしが知らないところで、わたしの知らないうちに、動いてくれていました。
わたしは、学会そのものの進行、ファシリテート、全体の動きだけを見ているだけでよかった感じでした。
もちろん、このブログは私自身のブログでわたし自身の振り返りなので、わたし中心に書いていますけれども、上越教育大学の同僚でかつ共同代表、そして、理事をしてくださっている、赤坂真二先生、佐藤多佳子先生がいらっしゃってからこそ、成立しました。わたしは勝手に、それぞれがそれぞれの役割をうまく分担できたからそれなりに事なく進行できたと思っていますが、もしかしたら(いえ、たぶん)今回はわたしが随分とでしゃばりすぎたように思います。ここは、大きく反省します。わたしの頭の中は「普通」「当たり前」だけでできていますから、わたしが中心に進めると、なんら面白みのない会になってしまうのです。ですから、それなりに形式的には進んだが、なんの刺激も、特徴もない学会で終わっているかもしれません。もしそうだとしたら、全部わたしの責任です。 もちろん、お世話になった方々の全員の名前を書くことができません。例えば、理事の面々とかには、いたるところでお世話になりました。 とはいいましても、学会としては何も始まっていません。 これからです。
予定では今月中に学会誌第1号を出します。
そして、セミナー、研究大会、学会誌……としっかり「継続」させていくことが学会が世の中に広がり、定着していくためには必要です。
そして、その都度、セミナー、研究大会、学会誌……の中で本学会の理念を実現していくようにしていくことが大切でしょう。
その組織のスタートの一員として、わたし(たち)は礎となれるか、試されます。
「しっかり続けること」を一番に、気負わず、大切に育てていきます。