研究室の情報共有サービスにSlackを使っていこうか…
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今まで、サイボウズLiveというサービスを使って、わたしのゼミの情報共有を図ってきた。FacebookなどのSNS全盛の時代にあって、操作方法がまどろっこしいところはあったが、情報が流れていってしまう(フロー)ではなく、情報を蓄積しながら(ストック)もネット上で会話ができるということ、そして、一番の魅力は「無料」ということで使ってきたことがある。 しかし、昨年度、このサイボウズLiveのサービスが終了するということを発表し、このサービスに代わるものをどうにかしなくちゃいかんなぁと思っていた。まだ、サイボウズLiveはもう少しサービスを続けてくれるのだが、きっかけというものがある。この度、新しい学生がゼミの仲間になることをきっかけに新しいサービスを使い始めるのがいいかなと思った。 さて…。何を使うか…。
一番の前提は、「無料」であることである。
最初に考えたのは、「Google」の合わせ技であった。大学そのものが、教員も学生も含めて、Googleのメールサービスを使わせてもらっているので、運用がしやすいと思ったのだ。 メールでの共有としてはGoogleグループ。
そして、一番の情報交流の「中心」にGoogle+を使おうと思った。Google+に閉じたコミュニティを設けて、そこでゼミの情報をやり取りしようと思ったのが。こうすることで、他のGoogleサービスと連携も取りやすくなる。 よし!完璧!そう思った。数人の院生を研究室に招いて、試してみた…結果は、ダメだった(苦笑)。うちの大学の仕組みなのだろう。学生のメールアドレスではGoogle+ができないように設定されていた。Gmailそのものの取得は簡単なので、個々にGmailアドレスを取得してもらうこともできるだろう。しかし、あえてそのためにメールアドレスを一つ増やすのは学生さんに申し訳ないと思い、このやり方は捨てた。
さて…ふりだし。
それで、今回のタイトル通りである。ずっとずっと、わたしの目の前で情報として流れていたサービスであるSlackを使うことにした。今まで使わなかった理由は、「無料」と「有料」のサービスに分かれていて、こういう料金体制の場合、当たり前だけれど、「有料」を使ってもらうことが前提で、いかに有料を使ってもらうかということが「いやらしい感じ」で伝わってくるだろうという予想からであった。 とはいいつつも、まずは「無料」で使ってみて、どこまで使えるか試してみようという感じである。
まだ全然、使いこなしていないが、インターフェイスがとてもいい感じである。SNSを使い慣れている人間にとっても親和性がある。メールのやりとりは当たり前だが、サイボウズLiveの使い勝手も簡単に超えてしまっている。下手すると、ずっと画面を開きっぱなしにして、学生と延々とやりとりしたくなるくらいである。これはこれで、危険だなぁ。目的と手段が逆転しそうだ。目的を達成するために良好なコミュニケーションツールを見つけようとしたのだが、良好なコミュニケーションツールがあるので、特に用事がなくてもSlackにいろいろと書き込んでしまいたくなる気持ちが生じてくる…。 もちろん、雑談は大切なので、ゼミの中で、いろいろと楽しい交流をするのもいいとは思う。
「無料」サービスを使っているので、「有料」に比べて不足しているものがある。それに関しては、今回は長文になったのでまた機会がある時に、書きたいと思う。