知識と知性と30代と50代と……外山滋比古さんから学ぶ
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だいたい、勉強といえば本を読むことだと思っていること自体が大間違い。知的な活動の根本は記憶によって得られる知識ではありません。習得した知識が役立つのはせいぜい30代まで。40代ともなれば知識だけではダメです。知性を働かせなくては。
学ぶというのは、言われた通りにできる、モノマネがうまいということです。要するに創造性を殺さないとできない。それなのに試験の成績がいいことを才能だと、日本人は考え違いをしている。いくら人の模倣がうまくなっても、教育は自分が誰か、何者かは教えてくれません。
わたしは、自分の頭になかなかいろんなものが入っていかないので知識コンプレックスを幼少の頃から抱いております。 そして、育ち方なのかなんなのか、権力とか権威とかに弱いです。 例えば、同い年でも年下でも「東京大学出身」というだけで、なぜか無意識のうちに敬語で話してしまっているとかね(^_^;)。 これ、なぜか昔からあったのですが、歳とともにどんどん大きくなっているような気がする自分がいます。だから、歳と共にどんどん胸が苦しくなっているのだろうなぁ。
外山さんの文を読んでなんだか、心が軽くなりました。
歳と共に、「知識」から「知性」に移っていけばいいのに、わたしの場合は若い時の方が「知性」を働かせてのびのびと活動し、いまは(持ち合わせていない)「知識」をどうにか使ってつまらない仕事、成果を出そうとしているように感じます。
今頃になって、必死に本を読んで、その本に書いてあることを一生懸命伝えようとしている自分がいたりとかね。これって、結局、自分の言葉になっていないし、体験を通して腑に落ちた物でも無いから、話していてフワフワして気持ち悪いし、話していて聞き手に伝わっていない感じがしてどうも気持ち悪いわけです。
もっと、堂々と自分らしく話そう。考えよう。
周囲を気にしすぎることはやめよう。