毎週の全体ゼミ終了時に書く「振り返りジャーナル」の代替をFlipGridで行うか他サービスで行うか、悩むゼミ生たち。何を選んでくるか楽しみ
https://gyazo.com/8b189dca87f24266a2a2a25709f66313
うれしいことをいくつか。
今年度阿部ゼミに入ったM1を早速、FlipGridへ招待すると、修了生たちからコメント投稿が入ったこと。在学時に重なりのない院生がFlipGridのおかげで(メーリングリストやSlackなどのコメントよりも)双方、身近に感じられてうれしい。 ある修了生がオンラインセミナーでの学びの様子を自分の振り返りと共に投稿。これは、わたしもFlipGridの使い方の一つとして考えていたことだったので、わたしの促しを介在せずに(元)院生から発生したことがうれしい。
そこで、一つ、先日、現在院生(M2)から連絡がありました。
そろそろ、通常ゼミ(全体ゼミ)を進めていこうと思うが、しばらくはオンラインで進めることになる。今まで行ってきた「振り返りジャーナル」の代替として「FlipGrid」で行いたいと思う。「ゼミのふり返り(仮)」なるトピックを立ててもらえないか。 なるほどうっ!!
それは面白いアイデアです。
ちょっと付け加えますと、振り返りジャーナルに関しては以下の本が詳しいです。
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61Z7nsM+NCL._SX352_BO1,204,203,200_.jpg
■小学校の先生にぜひ使ってほしい「振り返り」を習慣化するノート
小学校の教師を対象とした「振り返りジャーナル」の実践を紹介した本です。人は日々を振り返ることで成長していきます。その日の出来事を振り返ることを習慣化することで、自身の成長をたどることができます。本書では、実際のノートを数多く掲載しているので、一目でそのよさに気付いていただけるかと思います。
これをわたしのゼミでは、ゼミができたときから行っています。当時のゼミ長(前田考司さん)が持ち運んでくださったものが今も根付いているのでした(前田さんには本当に感謝の言葉しか思い浮かばない)。 さてさて、で、今。
現M2生は、「FlipGridで……」と持ち込んできたのでした。
私自身、FlipGridに他の使い方の可能性がないかなぁと思っていたので、この活用法を聞いたときはおもしろい!!と思いました。
しかし、文字面から見ると、積極的にFlipGridを使いたい様子ではないのです。
自分たちの知っているオンラインサービスを考えたら目の前にFlipGridがあったからそうしようと思っているようでした。言わば、消去法でFlipGridなのです。
ですので、以下のように答えました。
振り返りジャーナルをオンラインでも続けたい。
その代替サービスでFlipGridを使いたい。
なるほど!と思いました。
しかし、他のサービスをも探した中での積極的な結論としてのFlipGridですか?
例えば、「振り返りジャーナル」は文字で感情の記録を残すことになりますね。
文字情報で感情の記録を残し、かつ、相互にコメントを書き合うオンラインツールとして「Googleドキュメント」などがありますよ。もちろん、無料で使えます。これら他のツールを調べた結果、「◯◯の理由でFlipGridを使いたい」というようにわたしに言ってくるのでしたら、わたしは賛成します。
みなさんが行っていく活動ですから、みなさんが納得いく方法を採用してくださいね。
と伝えました。
そして、単なる近況報告なら、どんな表現方法を使ってもいいですが、「学び」として使う場合、どんなフォーマットで残すか等の活用ルール(とまで書くときっちりし過ぎかなぁ)にするかで、振り返りの残る感覚が異なるように思います。
わたしとしては、どちらで行っても、「振り返り」のねらいを自分たちの中でしっかりと定めて、決定の過程と進め方の過程を丁寧に共有して進めてくれれば構わないのですけどね。
さて、院生さんたちは、「振り返りジャーナル」の代替として何を利用したいと考えてくるか。
楽しみに待ちたいと思います。