東北青年塾ファイナル
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スマップも、ビートルズも解散しました。
これは人間として当たり前のこと。
結成当時、志を一つにして集まって活動をしていても、歳を重ねるごとにもともと個性的、個別的なのが人間なので、興味関心目的は変わってくるはず。
だから、ある意味、プロジェクト的に集まった「東北青年塾」という組織が、10年も続いたということを誇りに思うと同時に、繰り返しますけど、解散するのは当たり前のことなのだと思います。 わたし個人のことを考えたとしましても、この10年間、わたしの職業が変わりました。時代も変わりました。学習指導要領も変わりました。東北青年塾の話し合いの場として、ずっとずっとお世話になってきた「サイボウズLive」のサービスも近日中に終了します。 そんな中、ずっと「学校教育」という領域の中を彷徨ってはいるものの、わたしのインプット、アウトプットの興味関心、志向が変わってきているのだと思います。
このわたしの興味関心、志向の変化と世の中の変化が、うまくそれなりに重なってくれれば、また新しい場所で、楽しく(わたしなりの)前進ができそうな気がします。しかし、このわたしの感覚(アンテナとも翻訳していいかな)が、ちょっと世の中の感覚と大きくずれていれば、わたしはどんどん大きな教育畑の渦の中で埋もれていってしまうでしょう。まぁ、別に目立つこと、先頭を走ること、がわたしの目標ではないので、「これ!」と思ってことを一歩一歩着実に進めていくだけです。
今のわたしのそとにむけての興味をつらづらと書いてみます。
第一に、「イベント」型にしない集会をつくるということです。演劇や映画、ショーのような講座に参加し、非日常空間での時間を過ごすことで、ストレスを発散するという効果もあることでしょう。でも、多くの場合、それだけです。そうではなく、「思考する場」「参加する場」を創り出したいですね。
第二に、実践と理論の往還です。小難しい理論を振る舞うことなく、もう少し現場実践を理論の世界へと導きたいと考えます。もちろん、研究的な立場にいる方が現場実践の素晴らしさに触れることができたらいいなとも思います。そういう場を考えてみたいです。
そんなにわたしのキャリア人生が残されているわけではありません。これまでと、これから、共に志を同じにする仲間と共に、また、新しい道を歩んで行こうと思っています。
【追伸】
中嶋卓朗さんとの昼食は楽しかった。今、わたしが夢中になっているScrapboxについて、ドーンと話題を振ってきてくださいました。わたしが書き出したことをもとに、早速、自分なりにScrapboxを使い出しているとのこと。さすがだなぁ。 中嶋さんは、東北青年塾というものがなかったら、たぶん出会わなかったであろうものすごい実践者の一人。
一緒に話していると、わたしと意見が食い違うところがたくさんあるのですが(笑)、それでも、毎回、楽しい話がたくさんできました。それは、たぶん、中嶋さんが自分のブレない芯を持っているということ、そして、(ちょっと逆のことを描く感じですが)柔軟であることがその理由と思います。
とにかく、教員としてのセンスが抜群なんですよね。今回、東北青年塾ファイナルでも、ピンチヒッターで講座を担当してくださいましたが、その力の入れ方が半端なかったです。ピンチヒッターどころか、主軸でした。圧倒されました。といいつつも、わたしとはずいぶん、授業の教材の迫り方が異なります。でも、それが中嶋さんなのです。
東北青年塾が終わることで、こうした、中嶋さんを代表とする、東北青年塾でしかお目にかかれなかった仲間とめったに会わなくなることが少しだけ…残念です。
でも、たぶん、きっと…、志、考え、行動が「共振」すれば、必ずやどこかでご一緒することでしょう。
また、別な組織や会で、一緒に肩を組んで活動しているかもしれません。
互いに、一歩一歩です。