映画『ラ・ラ・ランド』感想
https://youtu.be/ctauZyEAQpI
あたしは、天邪鬼なので(みなさん、知ってますね……苦笑)、この映画が盛り上がっているとき、一言もつぶやきませんでしたし、劇場に見に行くつもりはありませんでした。
当時、恋愛映画系に興味関心が薄かったということもあります。 (わたし、恋愛映画が嫌いと言うことはなく、わたしの中で恋愛映画にめちゃくちゃはまる期間が1年間に何度かあって、その時は続けて見るくらい好きになります……が、この映画が盛り上がっているときはそうじゃなかったということですね)
なんか、面白いつくりの映画でした。
それを作り手は狙っているのか、現代(例えば、スマホが登場したり、二人の関係を次に向かわせるきっかけとしてiPhoneの呼び出し音を使ったり)の場面にもかかわらず、服装や自動車(プリウスが登場しますが、対して少し古めのオープンカーが中心に居座っている)、映画館、そして、ジャズ等々。
それに加えて、ストーリーですね。
これは、明らかに中高年を対象としているでしょう。
中高年とはいわないまでも、何度か恋愛を繰り返して、納得の上に今の人生を過ごしている方々、つまりは、中高年の一般の人たち(つまり、わたしのような一般人)を対象としているのだろうなと思いました。
最後の最後のシーンで、自分の人生と重ね合わせて、「あの時」「その時」「あんな時」をどのくらいの人間が個別に自分の人生と重ね合わせたことか……。
よくあるといえば、よくあるのでしょうけれど、「夢」と「人生」と「恋愛」と。
こういう映画に触れたこと無い方には新鮮で、こういう映画を見たことがある人にとっては新しい映画でこういうものを作ったという意味で懐かしいということになるのでしょう。
イマドキ、これという確実な「夢」が一つあって、それに向かって突き進むというストーリーはうらやましいといえばうらやましいです。