映画「花束みたいな恋をした」感想
https://youtu.be/41F62HlaHxc
1年以上ぶりに映画館に行った。頭がいっぱいいっぱいになったこと、でも少しは余裕ができたこと、から映画館に行ってもいいだろうと判断した。 さて、何を見るか。
ずっとずっと気になっていた映画があった。
この歳になっても恋愛(ドラマ、映画、小説)が好き。
でも、見てみたらわたしが思ってたのと違ってた。
奇跡のような出会い、奇跡のような相性…。
でも、時間と環境は2人の関係を変えてしまう…。
主人公たちと年齢が離れているせいがあるのかもしれない。
でも,なんだか床に入ってもずっとずっと考えていた。
共感できないところ,同期できないところ,思いを想像できないところ……なんだかたくさんある。
(つまらないとか,嫌な感じがしたとか,イライラしたとかそういうものではない)
今のところの結論は,
わたしは主人公のような「恋愛」をしたことがなかったし,
そういう「恋愛体験」「恋愛観」ってありなんだということに気づいていないからということ
奇跡なんじゃないか,運命なんじゃないかという出会いをし,
出会う前から自分が考えていたこと,心地よいと思っていること,趣味嗜好の傾向が似ている……
にもかかわらず,人って,人と人との関係性って,変わっていくもんなんだね。
最初,2人が出会って,どんどん親しくなっていく様は,50を過ぎた男独りで見ていて「クククッ」と声を出すのをこらえて見ていたし(オタクな二人がオタクに引き寄せられて,グングン楽しんでいく様子がおもしろくて仕方なかった。近くに人がいたら,何?気持ち悪い,このおっさん……と思われただろう……コロナ禍で近くに座席を配置されなくてよかった)
憎しみ合ったわけでもなく,嫌いになったわけでもなく,どうして別れる道を選ぶのだろう……。
あっ,相手への興味関心がなくなったということか。
そうか……,そういうこと……あるのか。
幸か不幸か,わたしにはそういう経験がない。
で,これは映画の世界だけで,実際には経験しなくてもいいかなあと思った。