教育実習,授業参観記その1〜ICTを自然に使っている姿に感動〜
教育実習期間である。
ゼミの学生から,研究授業のお知らせが来る。
がんばりを見に出かけていく。
生徒たちが穏やかで,関係性がよくいい学級の中での授業。担任の先生に感謝である。
すでに,一人1台のiPadが渡されていて机の中に入っている。
国語の授業であったが,子どもたちは任意に必要なときにiPadを机から取り出して自由に使っている。
言葉の意味がわからないときに辞書代わりとして
文章の言い回しの確認として
ペアやグループでミニホワイトボードに書き出して,次に新たにホワイトボードを使う時,消す前に記録として
……
ICTの使い方としてこれ以上でも以下でもない。たぶん,これが理想のというか当たり前の使い方なのではないか。
必要なときに,必要な人が,必要な機能を使って,必要な使い方をする。
なんら特別じゃない。
まずはこれでいいんだし,これを目指すことなんだと思う。
すごく素敵な学級だなぁと思った。
もちろん,わたしが現場にいたら,ICT大好き人間なので,その機器に入っているアプリで何をどうするか,どうしたらおもしろいことができるか考えて実践するだろう。で,そういう人間は一定数,学校にいていいし,そういう人間がICT活用授業を引っ張っていてくれればよい。
でも,まずは,必要なときに,必要な人が,必要な機能を使って,必要な使い方をする。
である。
そして,
いつでも,「隣の人と話してごらん」「教室のみんなから考えを集めるといいよ」
としていきたいなぁとも思う。