授業づくりネットワークNo.43―子どもが主役の学習評価
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わたしが副理事長を務める「授業づくりネットワークNo.43」が発売になります。今号のテーマは「子供が主役の学習評価」。
「学び手中心」の授業になった場合,評価の考え方や視点も変わるはず。
各執筆者が様々な立場から評価について語ってくださっています。
わたしも久しぶりに執筆。
「目標と学習と評価が一体化した『学び合い』」
というタイトルで書かせてもらいました。
先日,学生に質問されました。
「阿部先生の言う,目標と学習と評価の一体化した『学び合い』と西川先生の言う『学び合い』の違いを知りたいです。」
あっ,学生はそう思っているのか……。
もしかしたら,世の中の人もそう思っているのかもしれないなぁ……。
次のように答えました。
「西川先生は違うとおっしゃるかもしれませんが,わたしが考え,実践している『学び合い』は西川先生が発信している『学び合い』と同じです。ただし,わたしが『学び合い』を実践していく中で這い回るだけで終わってしまっている『学び合い』を見ることがあるので,より授業目標を達成しやすくなるように,つまり,精度を高めようとして考え出したのが,目標と学習と評価の一体化した『学び合い』という考えです。」
今号の「授業づくりネットワーク」が「評価」に焦点を当てたテーマということで,久しぶりに「目標と学習と評価の一体化」と『学び合い』の関係について,書かせてもらいました。
この「目標と学習と評価の一体化」という考え方に興味ある方は,「成功する『学び合い』シリーズ」として8冊出版されています。興味ある分野,タイトルを手にしてみてください。
○目次
【巻頭対談】
パート1 評価を取り巻く課題のヒントを求めて
自分の学びを舵取れる子どもを育てるために評価を活用しよう―UDLの視点から― 川俣智路 座談会
特別寄稿2
「資質」「態度」「能力」という言葉の呪縛 本田由紀 パート2 子どもが主役の学習評価を実践する
子どもたちの振り返りを、教師はどう評価し活用していくか 椎谷由佳 主体的・対話的で深い学びの授業の評価とは 松井香奈 妥当性と公開性で子どもも保護者も納得感のある評価を 山川晃史 単元・学期で評価する見方と実際~幼保の視点からの影響~ 田窪えり果 特別支援学級の「一生涯の幸せ」を起点にした学習評価の一考察 深山智美 パート3 評価を考えるための本
誌上レポート
通知表をやめた公立小学校の挑戦