学部3年、4年生の卒業研究中間発表会を受けて卒業研究の今の情報交換
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学部(教職デザインコース)3年生全員に対する授業。
今週水曜日の4年生の卒業研究中間発表会を受けた形で授業を進めた。
4,5人グループをつくっての活動だが、ここに工夫を入れた。以下のように指示する。
ゼミ(研究室)が必ず分かれるようにして、4,5人グループを作ってください。なぜなら、今日の話は各自の現時点での個人研究(卒業研究)の「今」について情報交換をするからです。日常、情報を交換しあっていない別のゼミの友人と話をすることを目的とします。
最初、アイスブレイク的に4年生の中間発表の様子を聞いてどう感じたか、当日のプログラムを参照しながら話をしてもらった。これも、教師もそして先輩(4年生)もいない、お互い立場上対等だからこそ言えるぶっちゃけトークをしながら話が和んだ。
次に本時の中心である。
10分ほど時間をとって、各自が現時点での卒業研究に関する自分の様子をワークシートに書いた。もちろん、ゼミごとにカラーがある。進め方が異なるし、学生数が異なるし、専門領域が異なるし、研究手法が異なるであろう。また、同じゼミの学生であっても(当たり前だが)進み方、卒業研究へのスタンスが異なるに違いない。
その後、班に任せて、現時点での卒業研究の様子に関する情報交換を行う。ゼミを超えた形で話し合うからこそ、今の自分を一般化できるし、他者からモチベーションをもらえるし、専門的な方向というドツボ状態から抜け出るヒントをもらえるかもしれないし、ゼミという(もしかしたら)息苦しい場所とは異なる別な新しい視点をもらえるかもしれない。
そしてそして、何より、日常生活で親しければ親しいほど、バカをやれる仲間であればあるほど、近い距離であればあるほど、「真面目」な話はしにくいに違いない(というわたしの予想)。だから、「授業」という「強制装置」を使って「真面目に互いの研究について話し合う」時間を持つことは価値があると思った。
結果的に、学生はどんどん話に入っていってくれた。感想用紙を読むと、本当に多様であった。だからこそ、それぞれの情報を交換できて、よかった。いい時間だった。