学校現場で継続して授業づくりの話し合いができるのは嬉しいし楽しい
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昨年から今年にかけて,新潟県の中学校のある組織(もったいぶっててすみません)から声をかけていただき,アドバイザー的位置づけで関わっています。 10月くらいにその成果発表のようなものがあるので楽しみです。
声をかけていただいた時,自分の興味関心,そして実践研究のど真ん中ではなかったので少し躊躇しました。しかし,声をかけてくださった方が
「阿部先生となら,進めていく中で面白いものがうまれるのではないかと思ってぜひ声をかけさせてもらいました」
と伝えてきました。
そこまで言われてしまったら,断ることができません。
自分自身のチャレンジだとも思って,お引き受けしました。
昨年度は打合せを何回かした後,受賞参観を1回。
まだ私自身,どのように関わってよいのかわからず,自分自身の研究の立ち位置(学び合いや協同的な学びという視点)からポロッと感想のような意見のような発言をしました。
あっ,これって,この授業の,この研究推進の本質じゃないところだなぁ〜,申し訳ないなぁ〜と自分の不勉強にがっかりしながらです。
すると,授業者の方は目を輝かせて,
「その部分がモヤモヤしていてどうしていいかわからなかったところです。ご助言ありがとうございました。」
と言ってくださいました。
うーん,リップサービスだろう,だってどう考えても本質的じゃなかったもんなぁ〜。
と私自身がモヤモヤしながら帰ってきたことを覚えています。
さて,本日。
今年度最初の集まり。
メンバーが何人か入れ替わっての自己紹介。
2年計画の最終年度が今年度であること確認して,今年度の流れを確認しました。
そして授業者からのお話。
「昨年度,阿部先生に言われたことをもとに,いろいろと授業に工夫を加えてきました。そのあたりの成長なども先生に見ていただけたら嬉しいです。もちろん,うまく進む時と迷走している時といろいろとあるのですが……笑」
とおっしゃり,わたしが昨年度話したことを引き合いに出して,それをもとに授業ではどうしているかという説明をされました。
わたしが自分の力不足を感じて帰ってきたあのときの話をもとに,それを受け入れ,授業に工夫をされてきた……。
もう,うれしくてうれしくて,思わず,二人だけの対話モードに突入しようかと思ったところでした(笑)。
が,会議の席上,何人もいらっしゃったので身を乗り出そうとしつつ,やめました(笑)。
しかし,その後のこれからの計画の進め方,そして,授業の方法など,いつもは頭の中で悶々と考えて,その挙げ句,結局は口に出さないで終わるパターンの多い私とは違って,ちょっと饒舌に自分の考えを伝えてきました。そして,
「ここでパッと思いついたアイデアなので,取り入れるか取り入れないか,どの部分を取り入れるか取り入れないか,は授業者の考え次第です。自分の進めたい授業に適していると感じたものがあったら取り入れて自分なりにアレンジしてみてください」
とお伝えしてきました。
約1ヶ月後,授業を見せていただきます。
楽しみです。
こうして,継続しながら授業づくり,学級づくり,に関われるのはとても楽しいなぁ。
1回だけでなく,先を見通してという形でお声掛けいただけるのでしたら,喜んででかけます。
もちろん,わたしでよければですけど。
もちろん,わたしの考える方向に共感しているのであればですけど。