学校支援フィールドワーク本格始動直前,「『学び合い』が機能する学級経営〜進め方・考え方・あり方で示す60の事例〜」をゼミ内で読み合う
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進め方
本日の目標の確認
アイスブレイクにて最初の小グループを設定
その都度グループを変えるという形で,15分×3回ずつ事前に読んできた本の感想を述べ合います。
最後に,わたしに質問があったら全体で質問をしあうという形で行いました。
この本がとても素晴らしいというつもりはありません(自分ではよい本だと思っていますし,多くの方一人ひとりに手にしてもらいたいと願っていますが)が,ゼミ生が学校支援フィールドワークに入る前にこの本の交流会を持ったことはとってもいいことだなぁと思ってゼミに参加していました。
例えば,こんなことを感じます。
各自の授業観,学級経営観,教育観を紹介しあい,互いの考えをある程度知ることができた。
学校教育活動全体を『学び合い』という一本の筋の通った考え方で見つめることができた(たとえ『学び合い』に全面賛成でなくとも,疑問を持っていてもいいんです。『学び合い』という考え方で一本筋を通すとこんな感じになるのだと見通せることが大切)。
授業と学級経営のつながりを考えることができた。
(この本の肝である)「進め方,考え方,あり方」というつながりの中で学校教育活動を考えることができた。(「思い」だけではより良い方向へ動いていきません。思いなき「技術(進め方)」だけではただ子どもたちだけを機械のように動かすことだけに気持ちよさを感じてしまう危険があります)
具体的な「進め方」が書いてあるので,自分たちの(学卒院生にとっては)少ない子どもたちとのやりとり経験をもとに,「自分の困った場面」や「自分のうまく言った場面」を相手に具体的に話すことで,これから入っていく学校実習(学校支援フィールドワーク)への思いを語ることができた。
学生さんたちの語り合う姿がとても素敵(に見えて)で,感激しました。
とにかく,みなさん穏やかに語りあい,かつ,互いに聴き合い,それでいて,全員が自分の考えを口に出す……。
今後,ゼミがどうなっていくのかわかりませんが,少なくとも,「今日,このとき」はゼミ生全員が良好に関わり,互いを認め合っている様子を感じました。
実際は,学校支援フィールドワークが始まると,いろいろと問題や課題にぶつかると思います。
そんなときこそ,このゼミの力を生かして困難を乗り越えてほしいなぁと思います。