堂場瞬一「チーム」感想
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いつもの「上越−福島」の行き帰りのAudibleで最近(2019年3月から4月頃まで)聴き続けていたのがこれ。
堂場瞬一さんという名前は聴いたこと会ったけれど、小説を読んだのはこれが初めて。 わたしが趣味で読む本の第一はミステリだけど、青春小説やスポーツ小説も好きです。
おもしろかったなぁ。
箱根駅伝がテーマ。主人公のチームが学校選抜というのが目のつけどころがすごいなぁ。
わたしは駅伝に全く興味がありません。だから、箱根駅伝なんかもスルー。正月に箱根駅伝の中継をまともに見たことがありません。とはいっても、わたしが興味がないだけで、そのスポーツに取り組んでいる人、というかある事がらに一生懸命取り組んでいる人はわたしが興味あろうがなかろうが尊敬します。
その内実といいますか、それぞれの立場をもとに箱根駅伝に取り組んでいるすがたがエピソードたっぷり描かれていることで小説の世界に惹き込まれました。
タイトルがチームにもかかわらず、スクラムを組むようなスポーツではなく駅伝。その中でもチームという意識が低くなりそうな学校選抜を主人公に据えたことがこの小説の真骨頂ですね。
あー面白かった。