修了生が勤務する十日町市の小学校の校内授業研究会へ参加〜教職大学院で学んだことを現場で広げようと活躍している姿に感銘を受ける
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昨年度の修了生の勤務校の校内研修に院生ともども(今回は5名で参加)招かれたのだ。 今年の3月に初めて、修了生を送り出して、すぐに招いてくれる修了生。
なんと幸せなことだろう。
修了生は…がんばっていた。楽しんでいた。そして、しっかりと職場に馴染んでいた。
教職大学院で、ゼミで、学んだこと、研究したこと、考えたことを存分に現場で活かしていた。
教師(修了生)と子どもたちとの関係は良好で、本時の課題解決に向けて全員が漏れなく取り組んでいた。
授業公開でのアクティブ・ラーニングの常道、つまり、普段以上に子どもたちががんばるも見ることができた。教師主導の一斉授業と異なり、一人ひとりの子どもたちが主役となる活動中心の授業では自分の参観者の先生方に見てもらおうと、(いつもがんばっているのだが)それ以上がんばりになることが多い。今回もそれを見せてもらった。 参観している先生方にも、「学ぶ」ということ、「対話ベース」ということ、「学習者視点」ということを存分に感じてもらえたのではないかと思う。 事後検討会は、院生にファシリテーター、グラフィッカーという役割を与えて活躍してもらった。
を少し変形した形で進めてみた。浅いから深いへ、具体から一般化へ、表面からコアへ、行きつ戻りつして話し合うことをねらったが、うまくできたかどうか…これは、時間をかけて評価する必要がある。
ただし、授業者と参加者が対峙して行う、質疑応答形式の事後検討会とは異なり、授業者も参観者も目指す方向へ肩を並べて対話を重ねていくという立ち位置は確認できたように思う。
それもこれも、これらを実現しようとした現場でがんばっている修了生の考え、動き、が大きいが、それと同じかそれ以上に、管理職の理解や同僚との良好な関係が大きい。
校長先生は本学教職大学院の2期生、教頭先生が本学教職大学院の1期生という、なんとも幸せな環境ということがあるが、とにかく修了生が大学院で学んで、試してみたい、行ってみたいということを全面的に受け入れてくれている。
管理職が受け入れてくれないことでやりたくてもやれない環境にあるという話を伺うことがある。まずは、理解ある管理職に恵まれたたということがとても大きい。
次に同僚との関係である。修了生は、研修主任を務めており、自分の考えを丁寧に同僚に説明しつつ、良好な関係を築きつつ、学級だけでなく校内での取り組みに広げようと考えている。
訪れたこの日、天候は曇りだったが、心は晴れやかに修了生の学校を後にした。