予定時刻から10分遅れて駅に到着する電車を待つ心
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人生は自分の予定通りにはいかないものです。
わたしの宿舎に不在連絡票がおいてあって、連絡して翌日の午前中に配達してもらうようにしていました。
しかし……午前中ずっといて、12時までが午前中の限度だよなぁ〜と思いつつ、わたしにもそれなりにやらなければならないことがあるので、出てきました。
ですので、時期の早いうちにこんな話をよくしました。
あなたは駅で電車を待っています。予定時刻から10分遅れて電車が到着しました。
「10分も遅れてけしからん!」と思う人たちが多い学級と
「電車だって10分遅れることだってあるよね」と思う人たちが多い学級。
どちらの人が多い学級にあなたはいたいですか?
わたしは、「電車だって10分遅れることだってあるよね」と思う人たちが多い学級だと、ほっとして1日が過ごせるなと思います。
もちろん、なるべく10分遅れないように努力することが必要だけどね。
そして、この後、大切なことは、
実際に、これに似た場面が生じたときの教師(つまり、わたし)の態度です。どっしりと受け止めることです。言動を一致させることが大切ですね。
そして、教師(つまり、わたし)はなるべく、時間に遅れないように生活をすることです。もちろん、遅れることがあります。そういうときは、第一声で「ごめんなさい。遅れてすみませんでした。みなさん、穏やかに待っててくれてありがとう」と話しをします。
こうした一貫性が、先生は「言葉」だけじゃないんだなと思ってもらえる素地を作っていくわけですね。
さて、最初に戻ります。
「すみません。わたし、自分で勘違いして時間を間違えて伝えてしまっていたかもしれませんが、本日、午前中に届けてもらうようにお願いしていた阿部と言います。」
という話から、始めました。
実際は、わたしは本日午前中に届けてもらうようにお願いはしていたらしく(最近、自分の記憶力にまったく自信がなくなっているので、実際間違えている可能性もあるなぁと思っての電話でした……(^0^;))、改めて、次の時間を確認して無事届けてもらいました。
ま、これはたかが郵便です。
されど、郵便やさきほどの学級の例で言うと、時刻に遅れるということ、以外のところでも随時、このような「一歩引く」ような心持ちを伝えるということ、大切かなぁと思うわけです。
もちろん、毎回遅れてやって来るとか、そういう場合は、また別な対応になるとは思いますけどね。